2017年04月17日

4/17まだまだ見つかる未知の古本屋

『中央線古本屋地図(仮)』改め『中央線古本屋合算地図』の制作作業が、本当に本当の大詰めとなる。恐らく水曜日には入稿し、そして四月最終週には本が刷り上がってくる予定である。というわけで詳細情報もここ二三日で発表出来ると思うので、どうかご期待下さい!とまぁ、朝からそんな細かい作業をしていたので、息抜きに外出。ブラブラ歩いてたどり着いたのは阿佐ケ谷駅近くの「穂高書房」(2009/02/15参照)である。店主のオヤジさんは、相変わらずビルの横っ腹の出入口を開け放し、そこに陣取って色々作業中である。半ば放置されたような店頭台を順繰りに覗き込んでいくと、左端の台にちょっと古い本が並んでいるのが目に入る。
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歴史・発掘・人類創世史などなど…その中から函ナシの新光社「人類物語〜書き直された世界史〜上巻/ヘンドリック・ウイレム・ヴァン・ルーン 神近市子譯」を400円で購入する。表見返しを開くと、そこには見慣れぬ古書店ラベルが一枚。利休鼠の地色に白抜きで文字や絵が刷られている。上部にはエジプト古代絵文字であるヒエログリフ(手持ちの資料で懸命に調べてみると、どうやら『マンポウ』と書いてあるらしい…)があり、その下にはローマ字表記の店名。“マンポウショボウ”…おそらく「萬宝書房」と書くのではなかろうか。さらにその下に小さく“Kichijoji・Kunitachi”とあるではないか。これは両方の駅にお店があったと考えるのが自然だろう。だが、家に帰ってあらゆる資料をひっくり返しても、そんなお店の記述はどこにも見当たらない…いったいいつ頃のお店なのだろうか?調べても調べても調べ尽くせずに、ポロッと未知のお店が出現してしまうのが、恐ろしき古本屋天国とも言える、中央線沿線の実態である。いったい時代の陰に、どれだけの古本屋さんが一瞬の光跡を残し、流星のように燃え尽きてしまったのか…。今回の本は、昭和三十年以降のお店を扱っているが、いつの日か戦前の沿線古本屋に対しても、調査の触手を伸ばしてみたいものだ…。
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さて、話は変わりイベント出演のお知らせです。来る5/6(土)に『西荻ブックマーク』にて、岡崎武志氏の還暦祝いトーク&ライブイベントが開催されます。何と当日は、氏の親友であり京都の古本屋さんでもある「善行堂」(2012/01/16参照)古本ソムリエ・山本善行氏も勇んで上京。私は荻原魚雷氏・島田潤一郎氏とともに末席トークゲストとして参加予定。世田谷ピンポンズさんも風のように現れ、ミニライブを開催いたします。GWの一日に、詩と歌と本と古本ヨタ話に身を委ね、お土産をもらって過ごしましょう!

《緊急開催!》第98回西荻ブックマーク 山本善行presents 岡崎武志還暦記念トーク&ライブ 「風来坊 ふたたび」東京篇
■日時:2017年5月6日(土曜日)
■開場:15時30分
■開演:16時
■終演:18時30分 (予定)
■会場:ビリヤード山崎 2階 (東京都杉並区西荻北3-19-6、西荻窪駅北口徒歩1分)
■出演:岡崎武志 山本善行 荻原魚雷 小山力也 島田潤一郎
■特別ゲスト:世田谷ピンポンズ
■料金:2,000円 (おみやげ付き)
■定員:50名
☆ 緊急開催! 東京でもやります!!! ☆
西荻ブックマーク最多出演の岡崎武志還暦記念。
京都から山本善行さんを迎え、さらに古本者三人衆もお呼びいたします。
また特別ゲストに世田谷ピンポンズさんが参戦!
みなさまもこの機会にお祝いにいらっしゃいませんか?
すてきなお土産もご用意いたします。
http://nishiogi-bookmark.org/2017/
posted by tokusan at 18:23| Comment(8) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様、「合算」とは、すばらしいネーミング。楽しみです。「萬宝書房」、吉祥寺ですか。
調べると、そのようですね・・・、「萬宝」とは、姓でしょうか。吉祥寺のどのあたりか気になります。昭和30年代の古書店でしょうか。
Posted by 広島桜 at 2017年04月17日 18:47
萬宝書房のことが、下記に少し出ていました。一橋大生の会議室ですね。
http://jfn.josuikai.net/nendokai/dec-club/kouhai/2006/Rojina_Epicure_BlueBell.htm
Posted by motosan at 2017年04月17日 21:54
広島桜様。「中央線古本屋合算地図」を、遠い広島の地でも何とぞよろしくお願いいたします!「萬宝」はどうやら戦前のお店らしいです…。
Posted by 古ツア at 2017年04月19日 19:35
motosan様。わわっ!よくぞ探し出して下さいました。ありがとうございます!記述から察すると、やはり吉祥寺と国立にお店があったようですね。しかも戦前ですか…。戦後に果たしてどうなったのか、とてもとても気になります。
Posted by 古ツア at 2017年04月19日 19:37
古ツア様、当方の、東京での10年余り(笑)の学生生活、その他で、行き来した、中央線の古書店やら古書展を思い出しながら、あそこで掘り出したなど、思い出にひたります。楽しみにしています。「萬宝」さんの古本屋さんでしたか。
Posted by 広島桜 at 2017年04月20日 06:18
広島桜様。決して損はさせません!そしていつの日か、「合算地図」を携え、上京して下さい。だいぶ変わっているはずです!
Posted by 古ツア at 2017年04月21日 20:54
古ツア様、このところ、東京へはなつかしい言葉「弾丸旅行」で凄まじいスピードで往復するので、懐かしい「中央線」。少し前まで、なんと、何軒かと、年賀の交換をしていたほど、お世話になっていました。別のところに書きましたが、もちろん「合算」買い!万歳!
Posted by 広島桜 at 2017年04月22日 06:21
広島桜様。弾丸ついでに、ぜひとも西荻窪にお立ち寄り下さいね!
Posted by 古ツア at 2017年04月22日 20:07
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