2017年05月12日

5/12二つの古本市をハシゴしてどひゃっほう!

今日は二つの古本市をハシゴするつもりで、午前九時半に家を出る。高田馬場駅からトボトボ歩いて向かったのは、早稲田大学構内で開催中の「第23回青空古本掘出市」(2012/05/19参照)。その名の通り青空の下、校舎と緑陰濃い植樹の谷間に、白く大きく横長なテントが陽光をキラキラはね返している。
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テントからはみ出した文庫ワゴンを見ていると、照り返しが眩し過ぎて、“雪目”ならぬ“文庫目”になってしまいそう。その代わりテント下は涼しく、時折温い風が古本の中を走り抜けて行く。ジリジリと一周し、途中帳場に接近した折りには、「三楽書房」さん(2012/07/19参照)と「立石書店」さん(2016/12/24参照)と笑顔で挨拶を交わす。講談社「探偵小説五十年/横溝正史」(帯付き。見返しに蔵印アリ)を800円で購入し、函入り本を包装紙で包んでもらう。市は明日13日(土)まで。本を小脇に抱えてしばらくキャンパスを彷徨った後、開き始めた『早稲田古本街』をたどりながら高田馬場駅へと戻る。そして新宿から京王線特急に乗り込み、二駅目で調布に到着する。地上に上がって駅前の『調布パルコ』に乗り込み、五階の「第2回 調布の古本市」(2016/02/24参照)会場へ。う〜む、段々この市の古書率が上昇している気がするのだが…。特に「にわとり文庫」(2009/07/25参照)「かぴぱら堂」「リズムアンドブックス」(2011/08/10参照)「ハナメガネ商会」(2014/04/26参照)は、そういう意味で先鋭的なラインナップである。だが市も今日で三日目なので、少し落ち着いた棚になっているんだろうと、あきらめムードを胸に湛えながらも、古書の列にそれでも何か残っていないかと、古本眼を血走らせる。そして気になる本は片っ端から手に取って確認して行く。すると「ハナメガネ商会」の上段木箱に、薄汚れた薄手の新書を見出したので、引き出してみる。ひゃあっ!付録本の乱歩「幽霊塔」じゃないか!なんでこんなスゴいのが残っているんだ!と目を疑い慌てふためき値段を見てみると、300円!表紙には『探偵小説』と言う文字、裏表紙には住所、そして扉には陸上自衛隊所属部隊名が記入されているのだが、そんなことはこの際どうでもいい!欲しくて読みたかったジュニア探偵小説乱歩付録本が、破格の300円なのだ。「ハナメガネ商会」さん、本当にありがとう!間違いなくどひゃっほうです!と、小学館「中学生の友」昭和三十一年四月号 中学生新書3「探偵小説 幽霊塔/江戸川乱歩」を購入する。この市は5/23(火)まで。いつ何時でも、諦めずに来てみるものだなぁ。
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パルコ一階入口前の、古本市看板の前で記念撮影。建物に吸い込まれて行く人が、コイツいったい何をしてるんだ?と訝し気な顔をして通り過ぎまくるが、嬉し過ぎて全然気にならないもんね!
posted by tokusan at 15:10| Comment(6) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
300円とは!調布の古本市は初日に行くことが出来なかったため馳せ参じる気持ちがトーンダウンしていたのです。羨ましったらありゃしない!しかしやはり現場百遍、勉強になります。
Posted by 幻影文庫 at 2017年05月12日 21:27
「中央線古本屋合算地図」、楽しく楽しく拝読させていただきました。
中央線沿線というのは、どちらかというとあまり馴染みのないエリアなのですけど、それでも印象に強い古本屋は何軒もありました。
三鷹の「ブックステーション三鷹」は、友人が近くに住んでいたのでよく行ったのですが、なにしろ半端なく広い店舗でしたので、たっぷりと楽しむことができたものです。
同様に半端なく大きかったのが新大久保の「新宿古書センター」で、ここでも素晴らしい本を何度も何度も買わせていただきました。
国分寺の「聖晏文庫」は、いまはなきニフティのパソコン通信のミステリ仲間で集って遊びに行くと、あらかじめ超濃い絶版本を棚に並べておいてくれて、みんなでワイワイ騒ぎながら楽しんだものです。
みんな、なくなってしまった古本屋さんですね。

対談などの読み物もひたすら楽しくて、一気読みをしてしまいました。
中央線沿線に住んでいたら、それこそ住空間のすべてを古本に埋め尽くすことになっていたことでしょうね。

あと、新宿の古本屋で、新宿東口に一時期出店していた「本道楽」、新宿南口にあった「げんせん館」が抜けているようです。再版することがありましたら、ぜひとも追加してください。
Posted by よしだ まさし at 2017年05月13日 10:22
こんにちは。「モモイトリ」書き込みありがとうございました。
西荻に土曜日だけ、店を出されていますが知っていますか。
文青堂さん、若いフリーの編集者さんが出されています。
ただ、古ツアーさんに合う本があるかは?です。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=864535553684142
Posted by 古書西荻モンガ堂 at 2017年05月13日 14:16
幻影文庫様。何か買えればいい。でもちょっと良い本が安く買えたら嬉しい。いつもそんな風に思って、店や市に足を運ぶのですが、今回は予想外の大物を釣り上げて喜びました。思うにもしかしたら、私は寿命と引き換えに良書を安値で引き当てている気が…。でも、それでもこれからも、恐れずに掘り出したい!と思います。
Posted by 古ツア at 2017年05月14日 20:50
よしだ まさし様。古本大先輩に楽しんでいただけたのなら幸いです。なので今からでも遅くありません。ぜひとも中央線沿線に引っ越して来て、どうか古本に塗れて暮らしてください。沿線を、さらに活性化させてください。お待ちしております!
Posted by 古ツア at 2017年05月14日 20:54
古書西荻モンガ堂様。「文青堂」さん、すでに情報は得ているのですが、なかなか週一の営業タイミングに合わず、未だにお店に行けていません。まぁそのうちに、何処かで一度は合うと思うので、その時は満を持してツアーして来たいと思います。ありがとうございました!
Posted by 古ツア at 2017年05月14日 20:56
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