2017年05月14日

5/14経堂から豪徳寺へ

今日は世田谷の『馬事公苑』近くに流れ着いたので、迷わず経堂方面へ足を向ける。賑やかな商店街である『農大通り』を北に進んで二ヶ月ぶりの「大河堂書店」(2009/03/26参照)。
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するとやはり、棚がジワジワ動いている良い気配。結構欲しい本が次々と見つかるが、素早く見回り素早く決心する。春陽文庫「虹男/角田喜久雄」妙義出版「白い血の獵人/扇屋亜夫」を計830円で購入する。お店を出たら駅にちょっと接近し、後は東にひょろひょろ続く商店街的生活道路をたどりながら、徒歩で豪徳寺を目指す。テクテク歩き詰めたら、あっという間に世田谷線の踏切に行き当たる。あっさりとした駅間にホッとして多少驚きながら、踏切を渡って豪徳寺駅方面へ。するとあっという間に「靖文堂書店」(2011/09/06参照)に到達。
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相変わらず薄暗い店内に進むと、以前と少し様子が変わっている。入口右横の児童文学棚が一本増え、右側通路壁棚下には100均文庫列が形成され、奥には新たな文庫&洋書&辞書棚が据えられている。そういえば表の貼紙に『Many English Foreign Books Here』とあったが、このことだったのか。そんな小さなお店の変化を楽しみつつ、結局100円文庫本を二冊買う。小峰書店 少年少女のための世界文學選「二都物語/ディケンズ」学習研究社 中学生名作文庫「めくらの音楽家/コロレンコ(原作)那須辰造(文)」を購入。
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写真は昭和三十二年の同性愛小説集(広告では『異色作品』『第三の性』などと表現されている)「白い血の獵人」。買った本は背に補修痕がある。それが古い包装紙を使っており、パリの裏町と言った感じの表紙絵とまったく相容れないのだが、長い時を経たことにより、逆に何だかいい感じに仕上がってしまっているのが面白い。昭和四十年代辺りを彷彿とさせる包装紙のデザインは、スプーンや急須などの日用品がデザイン性高く配置されたもの。また何でこんなのを貼付けたのだろうか。そしてどうしても補修したかったのだろうか。大事な本ならば、もうちょっとマシな補修をすると思うのだが…古本には時々、何だか理解出来ぬ謎が秘められている。
posted by tokusan at 20:45| Comment(12) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様、経堂、豪徳寺、なつかしい。5月はいわゆる古書展よりも、地元では、露店がたのしめます。しかし。近年、どこも、古本主体よりも、高級品や屋台(食べ物)中心で、古本者には寂しい限りです。絵本よりも、ざっぽん好きには残念。という5月の日々です。
Posted by 広島桜 at 2017年05月15日 06:51
そんなわけで、本日も経堂の古本屋さんに行ってしまいました。やっぱり楽しかったです。露店、どこかに古本屋さんが昔見たいに出ないものでしょうか。あったら何があっても、駆け付けるのですが…。
Posted by 古ツア at 2017年05月15日 18:10
これスティグ・リンドベリがデザインした古い西武百貨店の包装紙ですね。単体で見る分にはいいですが、この補修は全然あってないですね。
Posted by 練馬区在住 at 2017年05月16日 09:14
古ツア様、扇屋亜夫、アレッ、鹿火屋一彦か、と思いましたが、正体は判明されているのか、気になります。妙義出版も。この時代には、「白」をつけた、そちら方面の小説が多い気がします。
Posted by 広島桜 at 2017年05月16日 22:12
練馬区在住様。スゴい!この包装紙を特定されるとは!確かに全然合ってませんが、なんだか憎めないチグハグさが、ちょっと嬉しかったりします。
Posted by 古ツア at 2017年05月17日 19:20
広島桜様。序文のひとつに『別のペンネームで大衆文学を勉強し新人候補にのぼったこともしばしば』などと書かれています。気になります。一般作品も読んでみたいものです。
Posted by 古ツア at 2017年05月17日 19:24
古ツア様、ちょっと面白そうなので・・・、どうやら、その正体(本名)は明らかにされていないようです。同じ仲間では、角達也、武野藤介などですから、むつかしそうです。「おうぎや あふ」とよむようです。1903年生まれ、小林多喜二や林扶美子と同年。どうやら、「鹿火屋一彦」ではないようです。
Posted by 広島桜 at 2017年05月18日 19:42
広島桜様。巻末のプロフィールには『編集者生活を転々、かたわら文学に志す。「風俗科学」を中心にして風俗科学研究会、略称「FKK」をおこす。』とありますが、真相には近付けそうにありません。
Posted by 古ツア at 2017年05月18日 21:58
古ツア様、たまたま手元にある(笑)「風俗科学」や「風俗草紙」をみました。前者にはかなり書いていますから、手がかりはありそうです。まさか、編集人の、西條道夫氏ではないですね。といことで、ほかの単行本にてがかりが見つかるかもしれません。「妙義出版」は子供向けの出版社ですから、こちらからも探索できるかも。古書探索しか道がないかも。「亜夫」は「あふ」、「アブノーマル」ですか。
Posted by 広島桜 at 2017年05月19日 04:08
広島桜様。やはり持っているんですね「風俗科学」…しかもすぐ出て来るんですね…スゴいです…。
Posted by 古ツア at 2017年05月20日 07:27
古ツア様、雑誌は創刊号の年代をもとにまとめて、雑誌ごとにひとまとめにして、年号順に並べていますので、発刊号がわかれば、すぐ出てくるようにしています。雑誌がひとまとめになっているので、入手すれば、その欠号を消して、欠号がわかるようにしています。この方法はわかりやすい。
Posted by 広島桜 at 2017年05月21日 22:38
広島桜様。素晴らしいです。死蔵ではなく、しっかりと活蔵されているんですね。読書家&コレクターの鑑と言えましょう!
Posted by 古ツア at 2017年05月22日 10:15
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