2017年05月26日

5/26駿河台の上と下で古本市

中央線で御茶ノ水駅下車。『聖橋口』から出てすぐ横断歩道を南に渡り、『本郷通り』前で信号待ち。目の前には高い現代的ビル『御茶ノ水ソラシティ』がそびえ立っている。この地下一階で『Solaマルシェ』という名の市場イベントが開催され、嬉しいとこに古本も販売されているのである。ビルに近づいて行くと、その途中に中庭のある地下広場へのエスカレーターが現れる。『強風時ベルトにしっかりおつかまり下さい』の表示が少し不気味である。そこを下り始めると、広い中庭が一望出来るのだが、肝心のマルシェの姿が見当たらない…と思ったら、今日の怪しい空模様に備え、ギリギリ屋根の下に陣取り直線に並んでいるようだ。古本の影を探すと、むっ、正面にその後姿が見えているではないか。だがすぐには向かわずに、一応他の出店も眺めて行く。雑貨・アクセサリー類・お菓子・ジャムなどが続き、なかなか古本は馴染めぬ状況のように思えるが、角を曲がって最後に古本コーナーにたどり着くと、しれっと同類の顔をして、三台の長テーブルや箱や小さな棚に本がしっかりと並んでいた。
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300円本・大量の相撲雑誌・中公文庫・新書・岩波文庫・音楽CD・「洋酒マメ天国」・一般単行本・古雑誌…勝手にもっと女子寄りなのかと思っていたが、意外に正統派な景色である。通りかかる人も、他のブースと同様ちゃんと足を留めて眺めて行くのに感心する。サントリー「洋酒マメ天国第14巻 男の服飾劇場/石津謙介」を500円で購入する。

だがこれだけでは物足りないので、駿河台下にある「東京古書会館」(2010/03/10参照)地下の「和洋会古書展」もハシゴすることにする。南側の階段で中庭から抜け出すと、そこは『幽霊坂』の上。そのまま『本郷通り』に出て西へ向かい、ビルの谷間の急坂を下り、やがて会館に到着し館内の階段も下る。
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荷物を預けてガラスケースを横目に進んで入口を潜り、大量の古本に囲まれると、もはや午後四時前なのでなかなかに落ち着いた空間となっている。色々見て回るが、今回は「玉睛」が素敵だなと感じ入っていると、「フフ、ブログのネタ探しですか…フフ」と、穏やかな笑みを浮かべながら近づいて来た紳士が一人。ミステリ評論家の新保博久教授である。慌ててご挨拶し、駿河台の上下の古本市を訪ねていることを説明する。「フフ、そうですか。どうでしたか、あちらは?確か出店しているのは、「ビブリオ」や「立石書店」でしたね…」「長テーブルが三つだけでした。教授は今日はずいぶん遅いご出馬じゃないですか?」「私は普段からこんなものですよ…フフ」などと互いに本棚を見ながら会話を続ける。その後も別の通路で邂逅し、その度に言葉を交わす。そして最後は「今日はエアコンが効いていて寒いですね。だからもう帰ります。フフ…」とお別れする。教授、おつかれさまでした!こちらも一周したところで、新小説社新小説文庫「稲葉の新介鬼神のお松 地獄極楽(上)/長谷川伸」南薫書房「日本伝承草紙 戦國時代 妖術者の群/藤澤衛彦」を計600円で購入し、再び駿河台の上に出て、神保町をパトロールせずに引き上げる。「Solaマルシェ」「和洋古書展」ともに明日27日も開催される。
posted by tokusan at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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