2017年08月05日

8/5東京・とうきょうスカイツリー駅 書肆スーベニア

survenia.jpg
昨日向島方面に古本も扱う書店が出来たことを察知し、地下鉄を乗り継いで、スカイツリーの足元にひょっこり顔を出す。ここまで来たならまずは「イセ屋」(2014/07/13参照)に向かわねばと、押上駅から人気の少ない東北方向に足を向けるが、残念ながらお店はお休みであった…ちぃっ。慌てて北西に足を向け、「甘夏書店」(2014/10/22参照)の入るカフェ前から『水戸街道』に入る。駅からは『言問通り』を経由して『水戸街道』に入り、北側の歩道を北東に進んで行けば、歩道橋を過ぎたところ右手のマンション一階に、小さなお店が姿を現すだろう。その前に差し掛かると、ちょうど若くさっぱりした髪の毛の強いうじきつよし風青年が店頭の小さな100均棚に補充をしているところ。バチッと目が合ってしまったので、覚悟を決めてお辞儀しながらお店へと近づく。その100均棚から二冊を抜き取り、ビニールカーテンの掛かった入口から小さな店内に入り込む。ほぼ正方形の空間の壁際には木製の壁棚が巡らされ、入口左横から、世界文学全集・「現代思想」・「彷書月刊」・A5サイズ雑誌・面陳新刊絵本・絵本・「美術手帖」・昆虫・動植物・自然・食&料理・都市&場所&土地・言葉・出版&本・散歩・写真集などが左壁を経由して奥壁まで続く。右壁には「暮しの手帖」関連・セレクトコミックと新刊が並び、わりと大きく採られたコミックゾーンは、そのジャンルに寄せた文学本が唐突に混ざり込む個性的な並びを見せている。未だこれが完成形ではないだろうが、複雑多様化した世界に様々な方法で向き合うための健全な並びが、古本にも新刊にも展開するお店である。冊数は多いとは言えないが(今のところは意外に古本多め)、その目指すべき個性はすでにじわりとにじみ始めている模様。値段は安め。右奥の小さな帳場に向かい、国際空港ニュース社「空の旅一万時間/青木正雄」(何故か奥付が天地逆に印刷されている…)暮しの手帖社「暮しのなかで考える/浦松佐美太郎」(これはなかなか見かけない良書!嬉しい!)愛宕書房「日本の面影/小泉八雲作」(カバーナシ)を計500円で購入する。開店おめでとうございます!どうか末永く、こちらの本&古本文化を支える一端になっていただければ、とても幸いです!

そのまま『とうきょうスカイツリー駅』方面に歩き続け、駅前で「業平駅前書店」(2009/04/20参照)に差し掛かると、そのドアには『あと数年でなくなるお店』の寂し過ぎる貼紙が!
narihira0805.jpg
慌てて店内に飛び込み、ロマン・ブックス「黒いトランク/鮎川哲也」安田書店「福井名探偵実話集 第一集/安田輝雄編」を計800円で購入しつつ、しばし店主さんと話し込む。聞けば今年の一月に、一帯の再開発が本格始動する話が役所から持ち込まれたのを機に覚悟を決めて、貼紙を出したそうである。だがそれ以来役所からは何の音沙汰なく、何となく中途半端な宙ぶらりん状態に陥っているそう。しかし再開発はいずれ確実に行われるので、そろそろ色々考え行動を起こさなければいけないとのことであった。何とも差し迫った話であるが、だがここで頼もしい言葉が店主の口から飛び出した。何処に移ろうが店舗はしっかり継続したいそうである。営業形態はネットに比重が傾いているが、それでもお客さんと話し対面で古本を売ることは、とても手放せぬ楽しさに満ちているとのこと。それを聞いて一安心し、また近々去就を確かめに来店することを約束する。

そこからまたまた地下鉄を乗り継ぎ池袋に出て、二代目「ますく堂」(2014/07/20参照)最後の「スナックますく堂」(2012/09/14参照)に参戦する。持参した差し入れ缶ビールを飲みながら、結局いつも通りの「ますく堂」で、居合わせたお客さんたちと楽しくワイワイと過ごす。講談社「君は花の如く/藤澤桓夫」青林堂「沈黙の弾機 上野昂志評論集」(「暮しのなかで考える」に続く本日二番目の収穫!ますくさんありがとう!)を計600円で購入。缶ビール二本を空けて、お店に居合わせた『ポエカフェ』終りの近代詩伝道師・ぴっぽさんと小説家志望の山梨青年とともに帰路に着く。「ますく堂」の引越しはどうやら八月中旬に行われそうだが、引越し後の新店舗では8/31(木)にそれを祝し、岡崎武志氏×世田谷ピンポンズさんトークと、ピンポンズさんのミニライブが開かれるとのこと。この池袋にへばりつく守り神的魔窟を応援するために、みなさまどうか奮ってご参加ください。予約&問い合わせは「ますく堂」まで。
posted by tokusan at 21:11| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: