2017年11月18日

11/18 昨・今・明

昨日の話から始めると、午前十時前に神保町入りし「田村書店」(2010/12/21参照)の前を通りかかると、開店待ちの古本修羅が三人張り付いており、午前十時に箱と台の布が取り去られるのを、今か今かと待ちかねている。ついその気合いに感化され、台の近くで待機してしまう。午前十時を迎えるとともに布が取り去られ、修羅たちがまずは気になる本を抱え込んで行く…ある種感動の光景である。こちらは台から一冊抜き取り、すぐさま100円玉も取り出し、店頭精算を済ませる。太虚堂書房「ジイキル博士とハイド氏/スチブンソン 谷崎精二譯」を購入する。この時点ですでに微妙に遅刻なので、急いで『本の雑誌社』に向かい、一時間ほど取材を受ける。帰りは裏路地の「富士鷹屋」(2009/09/11参照)に立ち寄り、旺文社ジュニア図書館「地球の危機/アシモフ作 小尾芙佐訳」(カバーナシ)創元推理文庫「シカゴの事件記者/ジョナサン・ラティマー」を計1100円で購入し、さらに「丸沼書店(2009/12/17参照)」で山形謄写印刷資料館「H丸伝奇/井上修吉」(井上ひさしの父による、幻の昭和十年「サンデー毎日」大衆文芸第一位入選作品を、平成二十三年に一冊にまとめたもの。こんなの出てたんだ)を200円で購入して、一旦家に戻る。そして午後六時過ぎに再び外出し、高円寺まで歩いていつもの「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)へ。河出文庫「アリス・ミステリー傑作選/中井英夫他」東宝株式会社ビリー・ワイルダー監督「シャーロック・ホームズの冒険」パンフレットを計350円で購入し、『中通り』の「コクテイル書房」(2016/04/10参照)へ。熊本から『古典籍展観大入札会』のために上京してきた「舒文堂河島書店」(2008/12/22参照)の若旦那と店内で落ち合い、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)小野氏とともに歓待する。途中からひとり出版社「共和国」の下平氏も合流し、古本と詩集の話で多いに盛り上がる。特に大好きな萩原恭次郎で殊更盛り上がれたのは、嬉しい稀な体験であった。酒宴の最中、河島氏から「これ、お土産です」と、『阿蘇ジャージー牛乳 ドーナツ棒』をいただくが、続けざまに「小山さん、こういうのお好きですよね?」と一冊の古雑誌をプレゼントされる。ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!「ぷろふいる」!
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ページを開くと黒白書房の広告!小栗虫太郎のモノクログラビア!古今荘「探偵文學」の広告!橋本五郎の『双眼鏡で聴く』!編集長は三上紫郎(九鬼紫郎)!表4に大阪圭吉「死の快走船」の広告!などと心があっという間に沸騰し、お礼を言うのも忘れてしまう。ぷろふいる社昭和十一年七月號「探偵雑誌ぷろふいる」(切り取りアリ)を入手する。

そして今日は三鷹に流れ着いたので、「古書上々堂」(2008/07/17参照)に潜り込み、ハヤカワ文庫「鳥はいまどこを飛ぶか/山野浩一」ちくま新書「名探偵登場-日本編/新保博久」を計200円で購入し、さっさと家に戻って明日の「みちくさ市」準備のラストスパートに入る。明日は寒くなるようですが、どうか暖かくして古本を買いに、雑司が谷へ足をお運びください。ブルブル震えて舌の根を合わさずに、お待ちしております!
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posted by tokusan at 17:13| Comment(2) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様
昨日、たまたま鬼子母神に参詣しましたら、古本まつりが開催されていてびっくりしました。(最近ブログを拝見してなかったため気付きませんでした。すいません。)
『ジュニア版黒猫』大切にさせて頂きます。
娘が絵本を雑に扱ってしまい、大変申し訳ありませんでした。(もちろんあのあと、説教しておきました。)
Posted by 縦溝狭史 at 2017年11月20日 11:43
ご来店ありがとうございました!たまたまというのがスゴいですね。いや、買える本があって良かったです。またぜひ、何処かで娘さんと一緒に来て下さいね。次回は特別サービスいたします!
Posted by 古ツア at 2017年11月20日 23:18
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