2017年11月20日

11/20せんべろ古本ツアー再潜入!

昨日の寒〜い寒〜い「みちくさ市」では、無事に四十九冊を旅立たせることに成功。通りがかりの人が、いつもより足を停めて買ってくれるのが嬉しかった。家で一冊だけ発掘された「野呂邦暢 古本屋写真集」もちょい高値を付けて並べていたが、あっという間に旅立って行った…ありがたや。お会いしたみなさま、出店のみなさま、わめぞスタッフのみなさま、ありがとうございました!また来年もよろしくお願いいたします!自分用の古本は、一瞬だけ店を放置し、三省堂「吉田松陰言行録/廣瀬豊」鱒書房「洋娼史談/戸伏太兵」(カバーナシ)永井出版企画「その他大勢の通行人/天野忠」を計1600円で購入する。

明けて本日、午前十一時前に冷え込む上野駅頭に姿を現し、高架東側の飲屋街に入り込む。かなりの背徳感&解放感を覚えながら、立ち飲み屋『たきかわ』の中に入ると、とみさわ昭仁氏(特殊古書店「マニタ書房」(2012/10/27参照)店主&ライター)が先着しており、すぐに柳下毅一郎氏(特殊翻訳家&映画評論家。昨晩中国から戻ったばかりで、身体がボロボロ気味。中国のある場所に存在する、リアル・パノラマ島『小◯国』の土産話に驚き爆笑する。世界はやはり、とてつもなく広い…)と安田理央氏(ライター&アダルトメディア研究家。風邪っぴき。新刊「巨乳の誕生」上梓、おめでとうございます!)が合流。そう、今日は再び『せんべろ古本トリオ』からお声掛けいただき、京成線沿いの、古本と酒精に溺れるツアーに同行させていただくのである(前回参加ツアーは2017/06/29参照)。喜びと不安を心に同居させつつ、今回もとにかく飲み過ぎないことを心がけ、まずはビールで景気をつける。そして実は『せんべろ古本ツアー』のルーツは、旧『聚落』で安田氏と柳下氏が飲んでいたことに端を発するそうである。そこにとみさわ氏が秩父から呼ばれ、偶然持ち合わせていた奇妙なカード、ダムカードとミイラカードをトレードしたことにより、一気に親交が深まったそうである…何のこっちゃ!
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そんな話をたっぷり聞いてから、まずは京成上野駅から、地下をノロノロとのたうつ銀色の電車に乗り込み、やがて薄日の差す地上に出て堀切菖蒲園に到着。線路脇の名店「青木書店」(2008/07/19参照)はしっかりと営業中。
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ドアの取っ手が本で作られているのに感動した後、店内に入った瞬間、全員がいきなりゾーンに突入してしまう。おぉ、みな実は楽しく酔っ払いながら古本に飢えていたのだな。講談社「みれんな刑事/多岐川恭」(貸本仕様)大散歩通信社「古本のことしか頭になかった/山本善行」(署名入り)朱雀社「女優キラー/池俊行」(裸本)を計1500円で購入する。表に先に出て皆が買物を終えるのを待つ間、隣りの激安総菜屋にて、コロッケとアジフライを計100円で購入し、昼飯代わりに路上でムシャムシャ…美味い!柳下氏が、どんな本にもいちいちパラフィンを掛けてくれるのに感動している。
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続いてお花茶屋に向かい、駅前のブックオフ看板そっくり店「BOOKS-Uお花茶屋店」(2011/12/06参照。ブックオフマニアのとみさわ氏が激しく色めきたつ!)を冷やかした後、車本専門店の「青木書店」(2010/08/17参照)へ。
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何も買えるものがないはずなのに、取りあえず店内に突入する頼もしい古本三銃士を見送り、店頭箱で見つけた角川mini文庫「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」「宮沢賢治詩集」すべて宮沢賢治を計300円で購入する。間髪入れず「ブックステーションお花茶屋店」(2010/08/17参照)に足を向け、全員吸い込まれるように店脇の廃品本棚やブックエンドが積み重なる激狭壁棚通路に入り込み、感嘆の声を上げる。
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店内の充実古書も堪能し、理論社「考えろ丹太!/木島始」(推理小説児童文学。1970年の元本。嬉しい!)広済堂「藤吉捕物覚書/林不忘」ソノラマ文庫「謀略のゲリラ星域/在沢伸」計1763円で購入する。安田氏と柳下氏が同じ本を買っていて苦笑する。

青砥では「竹内書店」(2009/08/25参照)に立ち寄り、端正な100均棚から婦人画報社「天馬のなげき 北原白秋伝/大木惇夫」を購入。
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さらに一駅移動して立石では、ガソリンを入れるか古本を買うか駅頭で迷うが、「岡島書店」(2010/02/02参照)は駅からちょっと離れているので、ガソリン補給後は難しかろうの結論に至り、テクテク歩いて夕暮れのお店へ。
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安田氏がストリップ文献がちょい充実しているのにウンウン唸っている。それを横目に、ゆまに書房「紅ばらの夢/横山美智子」を500円で購入する。駅方面に立ち戻り、260BPMの早過ぎる踏切音を楽しんでから、踏切を渡って名店『鳥房』に上がり込む。忙しないフルスピード接客に圧倒されながら、ビールと日本酒を飲みつつ、半身の650円若鶏唐揚げに黙々と食らいつき、超絶美味を味わうのと引き換えに、解体に手間がかかったので、微妙に体力を消耗する。…でも満腹満腹。
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すっかり日が暮れてしまったので、ラストスパートを掛け押上に向かい、トボトボきらびやかな『ソラマチ』を抜けてスカイツリー駅までたどり着き、「業平駅前書店」(2009/04/20参照)へ。
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オヤジさんと挨拶を交わしつつ、段差のある長細い店内を行ったり来たり。奇妙な新書サイズ本が充実する棚から、筑摩書房「アメリカ西部開拓史/中屋健一」を500円で購入する。そしてすぐ近くの居酒屋『のんき』に腰を落ち着け、本日の打ち上げと獲物品評会を執り行う。その成果の評価は、買った本の高さにて!勝手に隣りのテーブルに本を積上げ、柳下氏が中国で購入してきた、メジャー付きUSB充電ケーブルを駆使して計測すると、左から古ツア・18.5cm、とみさわ氏・21cm、安田氏・9.8cm、柳下氏・17cmという結果に。
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そんな勝手に積み重ねた古本山を見て、店員のお姉さんが「すごい本ですね〜。みなさんそういうご商売なんですか?」と珍しがられる。いや、本日も楽しかったです。良く笑い・喋り・買い・飲み・酔い・喰いまくった一日の、駆け足レポートでした。
posted by tokusan at 22:42| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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