2017年11月23日

11/23カミとちか

夕方に外仕事から帰着し、返す刀で古本を携え西荻窪に向かう。しばらく「フォニャルフ」棚を放置していたので、是が非でも本日補充しなければならないのだ!と言うわけで夕暮れの中の「盛林堂書房」(2012/01/06参照)。店頭に日活映画『抜き射ちの竜』シリーズ原作の一冊が出ていたので、迷わずつかみ出して店内へ進む。通路に跪いて補充を手早く済ませ、すっきりして帳場ににこやかに向かう。そこで手渡されたのは、カバーデザインを担当した盛林堂ミステリアス文庫「ルーフォック・オルメスの事件簿」と、東都我刊我書房「左川ちか資料集成」!オルメスは楢喜八氏のイラストが決まっているので、文庫本としてとにかく可愛く出来た出来た!そして左川ちかの方は、前書「前奏曲」からの流れをイメージし、月をモチーフにしてシックにダークに仕上がった仕上がった!それにしてもこの「左川ちか資料集成」は、編者の執念が封じ込められた末恐ろしい本である。左川ちかによる、詩・散文・翻訳の、雑誌&単行本初出バリエーションを、可能な限り同ページ&見開きに収録しているのだ。別宇宙のように分かれていた各誌面の文章パラレルワールドが、視覚的に認識出来るよう同一宇宙に強引にまとめられてしまっている…素晴らしいが、なんと恐ろしい…。二〜三年は、モダニズム詩に溺れていられそうな濃密さなのである。帳場脇で本を開き、しばし唸りながら時を忘れる。青樹社 抜き射ち・シリーズ「鉄腕東京無宿/城戸禮」河出書房「シナリオ文學全集2 日本シナリオ傑作集」を計900円で購入し、カミの北原尚彦氏による解説を読んだり、複写されて滲んだ活字文字さえもが美しい資料集成にうっとりしながら、帰宅する。
cami_chika.jpg
posted by tokusan at 20:02| Comment(2) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『ルーフォック・オルメスの事件簿』カバーデザイン、ありがとうございました。
おかげさまで、すごくいい本になりました。
校正するタイミングが、他の本の校正と重なってエライ目に遭いましたが(;^_^
またよろしくお願いいたします!
Posted by 北原尚彦 at 2017年11月24日 03:21
こちらこそ、またお仕事ご一緒出来て嬉しかったです。もう、こんな本を大真面目に作っているみなさんが、素晴らしくてたまりません!やはりカミは偉大だということでしょうか。
Posted by 古ツア at 2017年11月24日 18:08
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