2017年11月30日

11/30今日も古本を買い、古本を準備する。

午後までどうにか保った、小春日和の暖かさに助けられるようにして、幡ヶ谷の南に広がる西原に流れ着く。そのままズルズル南に坂道を下ると、いつの間にか谷底の代々木上原にたどり着いてしまう。駅方面にフラフラと向かうと、丸い滑り止めがある急坂の底にある「Los Papelotes」(2008/07/14参照)がもはや目の前。
los_papelotes17.jpg
結局開くことのなかった傘を入口脇に立てかけ、久々の店内へ進む。おっ、お店のマスコットである小型洋犬は、レジ横の専用ベッドで毛布に包まりうたた寝中である。上のフロアを一回りして半地下フロアに下ろうとすると、階段壁面では北園克衛ミニ特集が開催されているではないか!とても買えはしないのだが、詩誌「VOU」や神経がピンと張り詰めた詩集を手にして、紙面に並ぶ言葉や装幀から、プラスチックとレモンの匂いを幻嗅する。階下で木製床を踏み締め、端正でマニアックな棚にため息をつく。ここも値段に隙無しなので、おいそれと手は出ないのだが、それにしても各ジャンルにキモの本が清々しいほど収まっている。あぁ!インディアン関連の棚に、ちゃんとトム・ブラウン・ジュニアのトラッカー本が二冊も並んでいるなんて!と喜び嘆き、結局上階の棚にひっそりと並んでいた、霞ケ関書房「回想の永井荷風/荷風先生を偲ぶ会編著」を500円で購入する。

家に帰ってからは、些事を片付けつつ、少しずつ古本市の準備を進める。今日は居間の左側方面を掘り起こし、古本の地層を首を横にして眺めながら、『結局こんな風に積み重ねて死蔵してるんだったら、思い切って出しちゃえ!出しちゃえ!』と己にハッパをかけて、質の良い束を一本作り出す。いや、みなさんに喜んで買っていただけるのなら、決して後悔はいたしません!しないはずだ!するもんか!
hakkutsu1130.jpg
掘り起こし中の写真。左手前に見えるのは、四年前に「Mitte」(2013/06/18参照)で購入した、砂男(サンドマン)の人形である。ちなみに腹に内蔵されたボタンを押すと、『砂男のテーマ』を歌ってくれるのだが、あまりにも歌わせ過ぎて、今はウンともスンとも言わなくなってしまった…スマン、砂男。
posted by tokusan at 19:08| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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