2018年07月13日

7/13ヨーグルト色のハードボイルド・ワンダーランド

もはや人間としての形と心を保てぬほど蕩けながら、午後イチの宮前に流れ着いてしまう。そこからズリズリと移動を始め、ハァハァと舌を出しながら、どうにか西荻窪にたどり着く。すると最初に目に入ったのは、「信愛書店 en=gawa」(2012/12/04参照)の100均古本ワゴン。たまには覗いてみるかと、マンションの敷地内に入り、二台のワゴンに目を凝らす。新潮社の純文学書き下ろし函入り本が多いなぁ…ほぅ、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド/村上春樹」もあるじゃないか。手に取りまだパラフィンの付く本を函から取り出してみると、何と初版であった。だが惜しいことに、函がメチャメチャ焼けているのだ。ほぼ白色のヨーグルトみたいな色味になっており、最初からこうだったんじゃないかと思わせるほど。全方位で見事に焼けてしまっている。帯が付いているのでちょっと外してみると、やはりそこには鮮やかなピンク色と、白い図版がくっきりと残っていた…まぁそれでも100円だ。そう小さく喜び、徳間書店「新井素子の?教室」とともに計200円で購入する。続いてヨロヨロと線路の北側に出て「古書音羽館」(2009/06/04参照)へ。室外機の熱風に脅かされながら右翼の文庫棚を見て、単行本棚に取りかかると、PARCO出版「上海・都市と建築 一八四二-一九四九年/村松伸」(値札に“線引”とあるが、確認すると、第一章の所々にシャーペンで優しく線や丸囲みが書き込まれているだけ。これなら、すぐに消せる、消せるぞ!)永田書房「尾崎一雄対話集」を見つかったので喜び、涼しい店内で今度は涼しさに蕩けそうになりながら、計600円で購入する。頭が上手く働かぬほどの暑い中、なかなか良い買物が出来ました。というわけで一刻も早く家に帰り、水シャワーを浴びて、人間としての復活を遂げることにしよう。
0713syukaku.jpg
水シャワーを浴びて生き返った後、早速「上海」の線引消し作業に取りかかる。ライトな線引に、軽い軽いと軽快に消しゴムを紙の上に走らせるが、結局『第一章』だけではなく、終りの方までまで所々線引されていたことが判明…勉強熱心で偉いことです。なんとか無事に消し終わたのを祝し、少し読み始めてしまう。
posted by tokusan at 15:37| Comment(2) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あたしも在宅時は暑さしのぎと眠気覚ましで何回も水を浴びますが、冷たく感じないので酷暑で水も暖まっているわけですな。
Posted by 下新庄3丁目 at 2018年07月22日 15:56
確かにぬるま湯状態ですな…。
Posted by 古ツア at 2018年07月23日 17:33
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