
2018年08月19日
8/19「色ガラスの街」!(ただし復刻版)
今日は古本神・岡崎武志氏と午前中から何軒かの古本屋さんを、六十一歳と五十一歳のオッサンの行動力とやり方でゆるゆると経巡り、古本を買い、さり気なく秘密取材する。古本屋さんに自分の足で出向き、自分の目を血走らせて古本を買う。幾ら何度でも繰り返そうが、決して飽きることのない興奮と喜びが、今日もそこに確実に存在していた。古本屋さん巡りと古本ハンティングは、やはりとても楽しいのである。これらの動きについては、色々固まったところで後日詳細を発表する予定だが、今日のところはまだ海のものとも山のものとも知れぬ状態なのである。だが、幸運にも入手出来た掘出し物を、フライング気味にここに発表しておこう。柏「太平書林」(2010/06/13参照)では、カバーナシの裸本ながら、岩谷書店「鬼火/横溝正史」を500円で。選者・高木彬光のあとがきに興奮するとともに、扉に貼付けられた新聞記事の切り抜き『新しい探偵小説/横溝正史』がさらにその興奮を加速させる。そして今や金町唯一の古本屋さん「書肆久遠」(2009/12/04参照)では、稀覯詩集復刻叢書「詩集 色ガラスの街/尾形亀之助」を千円で購入。活字の印刷で踊る、狂おしく切ない祈りの様なモダニズム詩の数々!外箱も、亀之助印刷サイン入りの栞もちゃんと揃っているのが嬉しい。今晩はこれを抱いて、スヤスヤ眠ることにしよう。

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。