2018年10月17日

10/17十月の三大難事業をクリアする。

昨日は補充用の古本を抱えて阿佐ヶ谷駅に着くと、そこで財布を忘れたことに気付く。幸いポケットの中に212円入っていたので、西荻窪までの切符は買えるわけだ…どうしよう…そうか、「フォニャルフ」棚に補充してはみ出た古本を、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に買い取ってもらえばいいんだ。そうすれば、帰りの電車賃も生まれるだろうと、気ままな感じで切符を買って改札を通り抜ける。そして「盛林堂」で補充するとともに、入れ替えた本を買い取ってもらう。財布を忘れたことを小野氏に話すと「それならお金貸したのに…」と優しく言われるが、「いや、お世話になっている古本屋さんに、お金を借りるわけにはいきません」と、潔く古本を手放す。…おぉ、2500円になってしまった。帰りの切符を買っても、充分お釣りがくるではないか……などということをしに来たわけではなく、「岡崎武志素描集」の色校を見に来たのだった。慌ただしく帳場脇で、岡崎氏とともにチェックした後、一足先に家にとんぼ返りし、修正データを作成、送信する。やった!これで十月の三大難事業(「青春18きっぷ古本屋への旅」・謎の取材・「岡崎武志素描集」)が終わったぁぁぁぁぁ〜。

そして本日は、南武線の谷保駅近くに流れ着き、広大な富士見台団地内で、何と鷹匠を目撃する。どうやら団地内のカラス対策の秘策として、雇われているらしい。鷹匠が腕をサッと振ると、鷹が大きな羽を広げてスイッと羽ばたき、ベランダや屋上に止まり、辺りを睥睨する。しばらくすると滑空しながら鷹匠の腕に戻り、また違う場所に向かって放たれる。そんなことを繰り返している。美しく鷹が舞うごとに、カラスが警戒音を発し、集団で慌ただしい動きを見せる。その甲高い鳴き声は『なんかスゲェヤツが来たぞ!コワいのが来たぞ!気をつけろっ!みんな気をつけろっ!』と叫び合っているよう。人間という生き物が造り出した、歪んだ人工の世界に展開される、自然界の本能を利用した争い……それにしても鷹は美しい上に強そうだな。さすが猛禽類。思わぬものを見られて喜びながら団地の南端に出ると、その団地通りに沿うようにして、懐かしい昭和的商店街が展開している。そしてさらにその風景の中を、南北に二本の短いアーケード商店街が貫いていた。誘い込まれるように、西側のアーケードに入り込むと、偶然にも椅子の上に置かれた古本が目に飛び込んで来た。手作り雑貨を扱う『アトリエはなれ』の前である。椅子の上に載せられた箱に並んでいるのは、100均の林真理子・平野啓一郎・葉室麟などなどが十冊ほど。ささやかだ。ささやか過ぎるが、贅沢は言うまい。偶然出会った昭和な商店街で、古本を買える喜びは何ものにも代え難いのだ!と文春新書「東京バスの旅/中島るみ子・畑中三応子」を購入する。
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料金は写真上方の郵便ポストに入れれば良い無人販売形式。

阿佐ヶ谷に帰り着き「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)の店頭棚から三冊。徳間文庫「暗いクラブで逢おう/小泉喜美子」講談社漫画文庫「フレドリック・ブラウンは二度死ぬ/坂田靖子・橋本多佳子・波津彬子」五稜郭タワー株式会社「五稜郭物語/北海道新聞函館支社編」を計309円で購入する。
posted by tokusan at 15:51| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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