2018年11月03日

11/3前庭→屋上→ロビー!

午前九時に家を出て、まずは三鷹駅に向かう。駅南口に出て、一心不乱に南下していく。長〜い商店街を抜け、道を挟んで二つに分かれた『大成高校』の間を通過し、およそ二十分も歩くと『三鷹市立図書館』に到着する。ここで『第5回図書館フェスタ』が本日開催され、その一環として「サポーター古本市」と「一箱古本市」も行われるのである。場所は通りからも見える、石垣と生垣に囲まれた前庭である。時刻はちょうど午前十時で、今まさにフェスタが始まったばかりである。
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左側奥の風船ゲートを潜り、こじんまりとした芝生の庭に入り込む。入って直ぐ右から、長テーブルを並べた「一箱古本市」エリアが始まっている。参加者は五組ほどで、自作小説とオススメ本をパッケージしているお店や、絵本を取り揃えたお店や、自宅の本をそのまま持って来たようなお店や、近現代史本ばかりを並べたお店や、未だ本を並べていないお店が集まっている。左奥に進んで行くと、五本のラックと長テーブル一本、それにダンボールに本を詰め込んだ「サポーター古本市」である。一般小説・茶道関連・冒険小説・コミック・暮らし系雑誌&ムック・文庫・新書・絵本が、単行本・絵本・雑誌は100円、新書は50円、コミックは10円、文庫は三冊100円(海外文学文庫は三冊50円)で売られている。脇のステージで奏でられるジャズを聴きながら、出版芸術社「ふしぎ文学館 悦楽園/皆川博子」河出文庫「滑稽漫画館/宮武外骨」ちくま文庫「青空娘/源氏鶏太」を選ぶ。ご婦人が三人並ぶ帳場で精算をお願いすると、本を受け取ったご婦人が「文庫は二冊だと80円になっちゃうけど、いいの?いいならいいんだけど。つい主婦の感覚で、言っちゃうのよ。ウフフフフ」と言うことで、計180円で購入する。

古本を買うと同時に会場を離れ、またもや二十分ほど歩いて駅へと戻り、今度は荻窪駅に向かう。改札を抜けて地下から『ルミネ荻窪』に入り込み、エレベーターで最上階を目指す。今日はここの七階にある『グリーンテラス』で「あきぞらBOOK MARKET」と銘打ち、「TIMELESS」(2012/06/30参照)「百年と一日」(2008/09/25&2017/08/11参照)「旅の本屋のまど」(2009/06/30参照)「忘日舎」(2015/09/28参照)「にわとり文庫」(2009/07/25参照)「BOOK TRUCK」が集まり、太陽の下で古本を販売しているのである。ところがこの『グリーンテラス』への行き方が分かり難く、エレベーターで一旦八階の『ファーマーズテラス』に出て外階段を下るようにとある。八階の屋上に着いても、下の会場を見下ろすことは出来るが、下りる階段が見つからない…こりゃいったいどうしたことだ?
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仕方なく鎖で封鎖された階段から、コソコソと七階にたどり着く。フェンス沿いに立てられたテントの下に、古本が並べられている。絵本がとても多い。どうやらこの場所に合わせた選書を各店行っているようだ。…だが途中でおかしなことに気付く。お客さんが誰もおらず、みな何かバタバタと慌ただしいのだ。入口付近に近付き看板を見ると、開始時間が午前十一時からとなっている…いまは午前十時五十五分…ひえっ、開場前に会場入りしてしまっていたのか。そりゃ階段に鎖が掛かっているわけだ。と悄然とし、しばらくトイレの中に身を潜めて午前十一時を待つことにする…あぁ、バカみたい。その後無事に開いた会場に、正式にお客さんとして入場する。ちなみに屋上なので「BOOK TRUCK」のトラックは入って来られず、普通に自然&生物関連の本を並べている。そして「忘日舎」さんと色々お話ししていると、隣りが「にわとり文庫」さんで、その前に立つお客さんが「風書房」さんであることに気付く。「こんなこところにも朝一番に駆け付けて買いに来てるんですか!」と驚くと、にわとりさんが「こんなところだからこそ大事なんですよ。もしかしたらあそこに、◯◯の署名本がひっそりと並んでるかもしれないじゃないですか!」と、夢のあることを仰ってくれた。まさにその通りです。ただし、徒労に終わることがほとんどですが…。「百年」で座右寶刊行會「北滿民具採訪手記/染木煦 滿鉄総裁室弘報課編」を684円で購入する。

エレベーターで地階まで下りて、駅の南口に顔を出し、関東バスに乗り込んで芦花公園駅へ向かう。エッチラオッチラ『世田谷文学館』に向かい、一階ロビーで開かれている筒井康隆の蔵書即売会を覗く。午前九時半から整理券が配られ、整理券入場中は一人一冊の条件が付けられていたようだが、果たして本が残っているかどうか…と心配しながら自動ドアを潜り、一階ロビーに入り込んでいくと、ミュージアムショップ裏側の窓際に、黒布を掛けられた大テーブルが置かれ、その上に本がズラッと面陳されていた。並んでいるのは海外SF文庫・SF単行本・ハヤカワポケSFである。やはりレア本はとっくに捌けてしまったようだが、その代わり現時点では何殺でも買える模様。値段は500円or1000円のものがほとんどである。ふむむむと軽く悩み、ハヤカワ文庫SF「金星応答なし/スタニスワフ・レム」「ヒーザーン/ジャック・ウォマック」(こちらは『ギブスン絶賛、話題の大型新人』という三十年前の帯の惹句と黒丸尚訳に惹かれ)を計1000円で購入する。すべての本は扉に筒井康隆の蔵書印が捺されているためか、『転売お断り』が厳命されている。
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すべて本日限りの古本市や即売会である。
posted by tokusan at 15:10| Comment(2) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
「青春18きっぷ古本屋への旅」届きました!まだちゃんと読んでません、どのページをパラパラめくっても目移りしてしまい、定まりません!興奮しています!
Posted by かに座公園 at 2018年11月03日 21:52
ありがとうございます!緩〜く楽しんでください!ちなみに旅はこれからも続いて行くのです!
Posted by 古ツア at 2018年11月05日 13:53
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