2018年12月12日

12/12準備してます古本市。

午前中は古本市の準備をせっせと進める。まずは思い切って、キモになる古本たちを選びまくる。読了した本、長年積み上げっ放しの本、もう読まないと思い込んだ本、市用にセドッた本、涙を飲んで次の人へバトンタッチする本…とにかく悩んで悩みまくって、家内から収集する。あ、探していた羽田書店の「風の又三郎」(函ナシ)がこんなところに!などと小さな喜びを得ながらも、この作業はかなり神経を消耗するので、お昼前にはすっかり疲れてしまう。午後は早めの連載取材で外出。京浜方面に狙いを定め、開いていてくれ!と祈りつつ、とある商店街へ。ちゃんと開いてくれていたのでしっかり取材し、帰路に着く。その途中、武蔵小山に立ち寄り「九曜書房」(2009/03/26参照)を覗く。古本市が近付いて来ると、何だか妙に焦って、古本を買いまくってしまうなぁ…とため息をつきつつも、心は大いに期待に溢れてしまっている。おっ、今日は先客ありか。背の高い若者が腰を折り曲げ、五百均棚に目を凝らしている。負ける者かとその後を擦り抜け、奥から五百均棚に挑んで行く。しばらくすると若者は、スパスパと二〜三冊の本を抜き出し、帳場へと向かった。こちらは二本目の棚の上部で、岸田衿子のジュニア詩集を見つけ、心臓がトクン!教育出版センタージュニア・ポエム双書「だれもいそがない村/岸田衿子」である。私はこの詩人の、あるかどうかも分からない世界の縫い目を、優しく探し出して提示しているような詩が、大好きなのである。袖の岸田衿子の写真の下には『アランブラ宮の いりくんだつるくさのように わたしは迷うことがだい好きだ 出口から入って入口をさがすことも』と記されている。そのさらに下には『TOSHIBA EMI』のロゴがあり、『ポエムの森』4000円とある。さらに目次には、“*”が付いている詩は『「ポエムの森」朗読詩』とある。…これは、岸田衿子朗読のレコードが、この世に存在するんだな!とさらに興奮し、いつか聞いてみたいものだと、棚の前で新たなボンヤリとした欲望を胸に抱いてしまう。浪速書房「暴力新地図/毎日新聞社会部編」とともに千円で購入。何だか振れ幅の大きい二冊である…。
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posted by tokusan at 17:55| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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