2019年01月23日

1/23東京・御徒町 第一回 上野広小路古本祭

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そう言えば日曜の「みちくさ市」(2019/01/21参照)の受付時に、「立石書店」さんが意気込みながら「上野で古本市やるんですよ。来て下さい!岡島一族(「岡島書店」(2010/02/02参照)「立石書店」「古書英二」)全員出るんですよ!」と言われ、思わず笑ってしまったことを思い出す。と言うわけでお昼ご飯を食べてから電車に飛び乗り、秋葉原から京浜東北線と競り合うように走る山手線で、御徒町駅下車。礫が混ざった凝固土の手摺を懐かしく感じながら階段を下り、北口に出る。高架下から西側に抜けると、北には『アメ横』の南端ゲートがあり、平日なのに多くの人でザワザワとしている。さらにザワザワは、そこから街中にあふれ出しているようで、パワーのある賑わいが続いて行く。『春日通り』をそのまま西に進むと、たちまち大きな『上野広小路交差点』である。北側には上野のお山が見え、南東には爽やかな建材パネルに包まれてしまった『松坂屋上野店』が『中央通り』に沿って、南へと伸びて行く。そして南西の角地には『凮月堂』に並び、緑色の演芸場ビル『上野広小路亭』が建っている。おぉ!その一階の『ギャラリー+スペース36』で、赤い『古本市開催中』の幟をはためかせ、教えられた通りに古本市が開かれているではないか。しかもかなり賑わっており、常にお客さんが出入りしている。表に出されたコンビニコミックワゴンや雑誌ワゴンや文庫ワゴンを眺めながら、窓に貼られたポスターにチラリと視線を移すと、『上野に古本催事が帰ってきました。個性豊かな古今の良書を揃えてお待ちしております』と書かれていた。入口横のワゴンも念入りにチェックし、その横に置かれたプラ箱も覗き込むと、古本ではなく演芸場のスリッパが大量に入っていた…すぐ隣りは階上の演芸場への入口なのか…。中に進むと、横長でそこまで広くはないスペース。壁際を本棚と木箱で造られた棚が覆い、中央にはプラ箱でまとめられた平台、右奥にはワゴン&木箱棚がつながって行く。左に帳場があり、その脇には貴重紙物のラックも置かれている。並んでいる本は、民俗学・郷土・歴史・江戸風俗・近代・戦争・自然・落語・演芸・映画・北杜夫・時代劇文庫・新書などが主で、独特な硬さを見せている。そして会場内は古書ファンと言うよりは、一般客でにぎわっている印象である。こりゃスゴい。最初は函が壊れている300円の木下杢太郎「其国其俗記」を買おうと思ったが、何となく気乗りせずに、未練たらしく一度見た棚を眺めていると、先ほどは不覚にもスルーしてしまっていた嬉しい一冊が目に留まった。白揚社「16の横顔 ボナールからアルプへ/滝口修造」である。カバーナシだが540円なので、「其国其俗記」はそっと元あった所に戻し、一冊だけをニコニコと購入する。この市は1/27(日)まで。
posted by tokusan at 17:33| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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