2019年04月28日

4/28東京・西日暮里 書肆田高

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線路下の改札を抜けたなら、目の前の『道灌山通り』を北に渡り、絶壁のような切り通しのコンクリ塀を口アングリと見上げながら、西南に進む。坂を上がり切り下り始めると、信号のある交差点。そこを北西に入ると、右手マンション一階に、青い日除けを張り出し、店頭に108均文庫台や木箱を積み上げ並べる、小さな古本屋さんを発見する。文庫は一般的であるが、木箱の中には詩集関連が新旧多く詰め込まれ、この古本屋さんの特性を垣間見せている。中に進むとこじんまりとした空間で、L字型に売場通路が形成され、右奥が帳場となっており、メガネにクルクル髪の毛の青年が、良さげな古書を整理している。入口左側には本日の特価本箱が並び、今は幻想文学が多めである。壁際にミステリ&探偵小説・林静一版画・句集・歌集・詩集と並んで行く。詩集棚には、高橋睦郎の「眠りと犯しと落下と」や、北園克衛の評論集「黄色い楕円」などがしれっと並んでおり、一筋縄ではいかぬ景色が魂を震わせる。その向かいにはショウケースと文庫棚があり、萩原朔太郎「猫町」や大正時代のイナガキタルホ本に涎を垂らしながら、角川文庫の横溝正史・講談社学術文庫に骨休めする。奥の棚には詩集が続き、さらに日本近代文学の佐藤春夫・谷崎潤一郎・夏目漱石・芥川龍之介・横光利一オリジナル本を渋く揃えて行く。帳場横の棚には文藝雑誌・文学評論・海外詩集・セレクト青年漫画や劇画が収まる。入口右横のゾーンには。海外幻想文学や海外文学が集められている。茶色い古書の多い…と言うか、そちらがスタンダードないぶし銀のお店である。しかも詩歌句に強く、好きを突き詰め過ぎて、図らずもかなり尖っているところが何とも好ましい。値段は普通。これで東京には、若手詩歌強化古本屋四天王が出揃ったことになるのではないか(後の三店は、三鷹の「水中書店」(2014/01/18参照)「りんてん舎」(2019/03/30参照)それに早稲田の「古書ソオダ水」(2018/01/28参照)である)!詩獣、歌獣、句獣は、心して駆け付けるべし!サイマル出版会「めりけんポルノ/小鷹信光」を購入すると、帳場奥棚に並んでい単行本「古本屋ツアー・イン・ジャパン」を指差され、すでに正体が露見していたことを知る。まだまだ欲しい本があるので、また来ます!
posted by tokusan at 22:08| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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