2019年05月09日

5/9店前でバッタリ!

本日は西調布の南に流れ着いたので、ブラブラと坂を上がり、京王線の踏切を越え、『調布インターチェンジ』近くの「不思議屋」(2018/10/05参照)をまずは見に行く。入口右横の激安古本棚前に身を屈めると、荒れた本しか見当たらず、収穫なしに悄然とする。あっさりとお店を離脱して、西調布駅北口の『西調布一番街』に向かう。北側から両側に渋い店舗の連なる裏道に入り込む。おっ、「Folklora」(2018/03/09参照)前にはちゃんと白い立看板が出ているので、営業中の気配…ずいぶんと久しぶりの入店になるなと思いつつお店に近付くと、突然前から歩いて来た、プリティなお子様を連れた丸眼鏡&おかっぱ頭の女性が立ち止まり、驚きながら「古ツアさんですか?」と声を掛けて来た。レンズ越しのびっくりした大きな目に見つめられ、慌てて「ハイ、そうです」と答えるが……だ、誰だっけなぁ、と瞬時に思い出せないので焦りまくる。すると「玉椿です」!!!!!!!あぁぁぁぁっ!「古書玉椿」さん(2013/08/16参照)だ!そうだ!本当にお久しぶりです!…およそ、六年ぶりの邂逅である。少し店前でお話ししながら「東京にお帰りなさい」などと言っていると、プリティなお子さまが、不審気な視線をこちらに投げ掛けている。というわけで、お店に入り、およそ一年ぶりの店内を見学する。平日の昼間だと言うのに、中央の大テーブルではワークショップが開かれ、右壁の大棚前には、手芸ファンらしきご婦人たちが張り付いている。その棚は、今は右端の絵本棚以外は、いつの間にか多種多様な世界の手芸&工芸本に占領されてしまっている。これは壮観!だが尖り過ぎて凄過ぎて、門外漢の私はまったく手が出せない状況である。帳場下の民藝&美術ファッション関連や左奥の民藝関連文庫&新書箱くらいが、食指の伸ばせるゾーンであろうか。だが、絵本棚でブッキング「白いレクイエム/作・大海赫 絵・西岡千晶」を見つけたので、1080円で購入する。改めて玉椿さんと挨拶を交わし、今週末に参加される「東京蚤の市」(2012/05/16参照。あれ?開催場所が『大井競馬場』になっているのか。いつから何だろう…)の話など聞き、お店を後にする。
folklora0509.jpg
いやぁ、それにしても、帽子を被り、何だかストーンウォッシュされたようなボロ目の格好をしていたのに、よく擦れ違い様に気付いたなぁ…と鋭い洞察力に大いに感心する。京王線で浜田山まで出て、すぎ丸で阿佐ヶ谷へ向かう車内で、買ったばかりの「白いレクイエム」を繙く。すると、見返し裏にオリジナルスタンプが捺され踊るような署名も入っていたのであった。うひょう、やった!
ooumi_sign.jpg

そして今、東京・町田の「高原書店」(2009/05/03参照)が閉店した悲報が、ネットを駆け巡っている。一週間ほど前のブログコメント欄に、『高原書店が一ヶ月ほど休業してしまっている』との情報が入っていたのだが、まさかすでに閉店してしまっていたとは…。時代は、ゲームの強制スクロールのように、背後へと流れて行く。あの、古本屋ビルの、右側手前の児童文学部屋、奥へと続く安売本通路、二階のミステリ部屋、奥の絶版文庫スペース…それらもまた、二度と戻れぬ背後へと、スルスルと流れて行ってしまった。町田の偉大な古本屋ビルよ、長い間おつかれさまでした。
posted by tokusan at 18:44| Comment(5) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
高原書店が閉店したとのことです。
最後にもう一度訪れたかった・・・
Posted by SF趣味 at 2019年05月10日 00:03
書いてから記事の内容に気が付き赤面…
動揺しすぎですね
Posted by SF趣味 at 2019年05月10日 00:41
この前、四天王寺の古本祭りに行ったのですが、そこに今まで見たことの無い高原書店が参加していて驚きました。閉店と何か関係していたのですかね?
Posted by 古本探究者 at 2019年05月10日 18:18
SF趣味様。その動揺、わかります。あの入ったらなかなか出て来られぬ古本屋ビル内での、世間の時間とずれたような背徳感すら覚える古本探索…もう一度訪れたかった…。
Posted by 古ツア at 2019年05月10日 19:09
古本探究者様。ええっ!そんなことがあったのですか。遠い東京からの参加。もしかしたら在庫整理の一環とか…。店舗は閉店しても、催事などには参加して行くのでしょうか…あぁ、やっぱり色々気になります!
Posted by 古ツア at 2019年05月10日 19:11
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: