2019年06月05日

6/5保谷で小村雪岱を!

今月中旬の「みちくさ市」出店に備えて、朝から家内各所にある古本山のチェック整理をする。何となくの選別を進め、みちくさ市用・フォニャルフ用・大阪用と細分化して行く。そしてお昼過ぎ、そんな作業過程で生み出される副産物「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)買取用の本をカバン一杯に携え、両腕で捧げ持ちお店に向かう。査定をしばし店内で待ち、無事に交渉成立。今年の開店八周年記念グッズについて天野氏に訪ねたりしていると、レジの小銭ケースの下から何か取り出し「これどうぞ」と渡してくれた!おぉっ!『ラピュタ阿佐ヶ谷』の招待券ではないですか!「いただいても観ることないんですよ。だからどうぞ」。無邪気に喜び、ありがたく受け取り財布の中に収め、ニコニコ顔でお店を後にする。そしてそのまま『中杉通り』に飛び出し、関東バスに飛び乗り、一路中村橋へ。バスを飛び降りたら駅前を通り過ぎ、「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)に飛び込む。店頭棚では、山鳩出版「三億円強奪容疑者ついに殺される/大雪山人」という新書サイズの奇妙な自費出版本を見つける。フィクションかノンフィクションか判別不能の、身近にいた犯人を特定し、独特過ぎる奇怪な文体の小説仕立てでその解明に迫って行くものである…うぅ、意味のわからない言葉の使い方!途切れぬ文章!名前の呼び合いから始まる馬鹿丁寧過ぎる会話のやり取り!なんか恐い!…でも面白そうだから買っておこう。店内では左側通路がようやく奥の帳場前まで延び、左壁棚には探偵小説と幻想文学ゾーンが出現している。双葉社「恐怖推理小説集/鮎川哲也編」を抜き出し、先ほどの奇妙な新書とともに計562円で購入する。駅に戻って西武池袋線に飛び乗り、続いて保谷へ。相変わらずのあるかなしかの歩道で車に脅かされながら「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)へ。店頭の100均棚に食らいついて行くが、視線を細かく右から左へ上へ下へと動かしても、どうも芳しくない…これは珍しく今日は何も買えないかも…そんな風に落胆モードに入りかけた時、下から二段目の右端の見難いところにあった青磁色の本が目に留まる…日本橋…小村………高見澤木版社「日本橋檜物町/小村雪岱」だぞ!驚き本を抜き出すと、実は函がかなりボロい。背が抜け底も無くなっている。だが本体はしっかりと無事だ。うひょ〜う、木版口絵もちゃんとある昭和十八年五月の重版本である。これが百円玉と交換なら、何の文句もありません!と、JICC出版局「宝島 1985 OCTOBER」とともに計216円で購入する。やっぱりスゴいぜ「アカシヤ書店」!
nihonbashi_settai.jpg
とにかく口絵木版が嬉しい。函については、あの人に相談してみるか…。
posted by tokusan at 17:03| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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