2019年06月29日

6/29「コンコ堂」は8周年!

日中雨に祟られながら関町に流れ着いたので、混み合うバスに乗って吉祥寺に出てから西荻窪へ。「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に一直線に向かい、帳場で組版仕事中の小野氏に声を掛け、色々と打ち合わせる。すると「こんなもんでいいい?」と一冊の本を手渡される。つい四日前に修繕をお願いした、取材の過程でちょい安値で入手した、赤爐閣書房「殺人小説集/濱尾四郎」である。函ナシカバーナシで、綴じも傷んでいたからの安値であったが、小野氏に「読めるようにしてくれればいい」と修繕を依頼し、見事に復活。おぉ、いくら開いても大丈夫だ。良く見ると、脆弱だった背の下に新たに一枚和紙が挿入され、本の強度を高めている。
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ありがとうございましたっ!この本の入手の経緯については、次々号の「本の雑誌」連載『毎日でも通いたい古本屋さん』をお待ち下さい。

西荻窪を離脱して阿佐ヶ谷に戻り『旧中杉通り』を北へ遡上する。すると当然、半雨仕様の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)店頭棚に惹き付けられる。ややややや、福音館書店「それ ほんとう?/松岡享子さく 長新太え」があるではないか。棚から引き出し、箱から本体を抜き出し、奥付を確認してみると、1973年の初版であった。ラッキーである!と喜びながら上のガラス窓まで視線を上げると、『コンコ堂8周年!!』というタイトルの貼紙があり、6/28〜7/28の期間に二千円以上古本を買うと、記念手拭がプレゼントされると書かれている。おぉ、毎年恒例の記念品プレゼント!八百円で手拭は購入出来るようだが、ここはやはり古本を買ってお祝いしつつ、記念品を入手しなければ!…あと千九百円分か…。店内に進み、『そう言えば棚の隙間に二千円の「新青年」があったはずだが…くわぁ、売れてしまっている!』などとやりながら、店内をグルグル。最初に入口右横のお薦め最近刊本コーナーで、講談社「 大伴昌司〈未刊行〉作品集 大伴昌司エッセンシャル/紀田順一郎」を見つけ、これが千百三十三円…あと八百円か…とさらに店内をウロウロ。映画棚で中央社「私の二十年/長谷川一夫」を手にすると、これが千三十円。少し二千円をオーバーするが、まぁいいかと帳場に持ち込む。奥さまに「いつもありがとうございます」と煌めく笑顔とともに精算していただき、記念手拭も無事入手する。8周年、おめでとうございます!そしてさらにこれからも阿佐ヶ谷の古本文化の一翼を、何とぞ何とぞ何とぞ担い続けて下さいませ!
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posted by tokusan at 17:58| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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