2019年07月06日

7/6梅雨のモンガ堂で卑しく笑う。

この一週間をとてもハードに乗り切った感じで、今日は松庵の南端に流れ着く。ここは吉祥寺と西荻窪の間…ならば脇目も振らずに一気に歩き通して、西荻北端にある「古書西荻 モンガ堂」(2012/09/15参照)を目指すことにしよう。そして値切って本を買うことにしよう【2018/03/31参照)。そうと決まればセカセカと高速の早足で住宅街の丘から谷を通り抜け、『青梅街道』まで到達してモンガ堂着。雨仕様かと思っていたら、表にはがっつり本が出されている…こjの量で、突然の雨降りに対応出来るのだろうか…?店内へ進むと珍しく先客さんがおり、早くも今年末の店内展示の打ち合わせなどしている…なんだかスゴいぞ、モンガ堂!何故か棚上に展示されている仁木悦子の文庫本を一渡り眺めてから、店内を散策。ほとんど変わっていないようだが、良く見るとついぞ見かけなかった本が、ひっそりと挿さっていたりするので油断がならない。まずは貸し棚の「幻影文庫」からmiki HOUSE「ももたろう/絵・湯村輝彦文・川崎洋」を。そして右端通路に分け入り、本棚と対峙していると、モンガさんがスルスルと近寄り「値引しますよ」と珍しく向こうから交渉を仕掛けて来た。「もちろんそのつもりです!」とすぐさま返し、俄然やる気が湧いて来る。するとモンガさんが「この真鍋博の「植物園」は持ってますか?」…持ってません。そして確かに欲しいです。だが、すでにさらに欲しい本を見つけてしまっていたのである。中央公論社「世界怪奇實話全集 第三篇 戦争とは何だ/牧逸馬」。1932年刊の、牧が欧米旅行中に拾って来た、怪奇な事件逸話集である。函が少し汚れ、本体は背にわずかな痛みがあるが、それでもなかなか美しい本である。おぉ、ドュッセルドルフの通り魔・ピイタア・ケルテルが跋扈する『街を陰る死翼』が載っている。見返しの金庫破りの七つ道具図版もすこぶる素敵だ。「モンガさん、こ、これをじゃあ安くして下さい!」とお願いすると、札の値段を二秒ほど見て「じゃあ四千円でどうですか」「ハイ、それで結構です」と瞬く間に交渉成立。モンガさんのおかげで欲しかった憧れの本が、相場より安く手に入りました。本当にありがとうございます!またしばらくしたら買いに来ますので、その時もぜひともよろしくお願いいたします。エへエヘエヘヘヘ………そんな風に喜びをダダ漏れにして卑しく笑いながら、お店を後にする。
0706syukaku.jpg
posted by tokusan at 17:20| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: