2019年08月19日

8/19「糸の乱」!

昨日は西荻窪に流れ着き、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)にて涼みながら、預け物をひとつして、筑摩書房「光車よ、まわれ!/天沢退二郎」(新装版第一刷)を100円で購入する。本日は蒸し暑くあるが、涼風に助けられながら荻窪に定点観測に赴く。「ささま書店」(2018/08/20参照)では、日本工業新聞社「世界のロケット/五代富文」福音館書店「かがくのとも202号 ふゆめがっしょうだん/冨成忠夫・茂木透=写真 長新太=文」を計216円で購入する。「ふゆめがっしょうだん」は写真絵本で、“人面”に似ている冬芽のクローズアップ写真を集めた、楽しい驚異の一冊である。人は何故こんなにも、人の顔に見える物が好きなのか…。「藍書店」(2018/12/29参照)では窓際の安売棚から、背が補修された謎の本、講談社「糸の乱(いとのみだれ)/前田曙山」を500円で購入する。大正十一年刊の、幕末〜明治の戊辰戦争を舞台に、美男の小姓・吉彌とお玉が池の美女お貞が活躍する大衆小説らしいのだが、イラストを高畠華宵が担当している。
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美しく息づいているような線だ…。カラー口絵の他に、本文にも別紙で五枚の絵が挟み込まれている。惡獸の狼を拳銃で眉間を撃ち抜き蹴散らすお貞!とか、なかなかたまらない展開を見せている。
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家に帰ってからどんな本なのか調べてみるが、情報がほとんど見当たらない…。古本屋さんと言うところは、忘れ去られた未知の世界に、ふいと橋渡ししてくれる、相変わらず刺激的な空間である。
posted by tokusan at 14:31| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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