2019年08月28日

8/28押入れツアー・イン・ジャパン再び!

本当は取材に行きたかったのだが、朝から雨が降ったり止んだりなので、古本屋さんの店頭が、いつもと異なる雨仕様になっているのを憂い、結局重い腰は上がらずじまい。ため息をつき、窓ガラスに突進する大きな雨粒を眺めながら、それならばと、久しぶりに押入れの本たちに挑む覚悟を決める。以前も行った、久方ぶりの「押入れツアー・イン・ジャパン」の続きと言えようか(2013/01/23参照)。家にただひとつある押入れ下段に、過去読了した本が主にダンボールに詰め込まれて十箱近くあるのだが、その上に大量のコミックを積み上げてしまっているので、いつも調べたり片付けたりするのに、大変な手間と労力がかかってしまうのである。しかし、やる時にはやらねば、片付けは決して進まぬのだ!と気合いを入れ、押入れ下段前に跪き、まずはコミックを出す作業から始める。ところがこの押入れがある部屋は、周囲をすでに本や資料の山に囲まれているので、さほど移動させた本を置くスペースが確保出来ないのだ。なので、ダンボール一箱分の上に乗ったコミックをまずは引きずり出し、その後ダンボールの中を検分するというのを繰り返すことになる。その上、ダンボールは前後にも置かれているので、奥の箱を見る時は、コミックを退かした後に押入れに上半身を突っ込み、無理のある体勢で検分しなければならない。なので二度も三度も四度も繰り返していると、腕と腰と足の筋肉にみるみる疲れが溜まって行くのだ…あぁ、色んなところがプルプルし始めている。熱中症にならぬよう水分を摂りながら、まるで脱獄トンネルを掘っているような、つらいミッションをこなして行く。ある程度めぼしい本が溜まったら、部屋の外に運び出し、小休止。そしてまた押入れに挑むのである。結局午前九時〜正午辺りまで作業に没頭し、整理を進めながら、およそ六十冊ほどを抜き出すと、スペースもだいぶ空いたので、最終的に押入れがわりと美しく整頓される。ふぅ、やったぞ。しかし夏にやることではないな。それにまだ、いつもたどり着けない、奥の奥の衣装ケースが心残り…だが、その重労働の代価として、色々使えそうな本をたくさん掘り出すことに成功した。
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これらは、再読したいもの、「フォニャルフ」で売るもの、みちくさ市で売るもの、大阪に送るもの、処分するもの、などに仕分け、再び本としての役目を担ってもらうことにしよう。今回の整理で高揚した瞬間は、ダンボールとダンボールの間に挟まれた紙袋の中に、自分でも忘れていた幻想文学関連や博物学関連が詰まっていたこと。中でも『おっ!』と思ったのは、NTT出版「日本ロボット創世記/井上晴樹」(1993年刊)があったこと!大正から昭和初期の日本のロボットブームを、図像資料を丹念に集め追った素晴らしい研究書なのである。様々なメディアや芸術作品に登場する、クラシックなロボット&人造人間のフォルムの豊かさが、悪夢のように各ページに踊っているので、図版を只見ているだけでも楽しめる。
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これはカバー裏表紙に印刷された「幼年倶楽部」付録絵葉書のロボット。ス・テ・キ!
posted by tokusan at 15:59| Comment(2) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オツカレサマデシタ。いやはやスゴいレポートですね。読みながら、汗がしたたり落ちてくるような。涼しくなってから整理することにしました。ついで、同書のカバー裏表紙にこんなのがあったとは!
Posted by としのすけ at 2019年08月29日 04:17
本当に、本は紙なのに何故こんなにも重いのでしょうか…永遠の謎であります。
Posted by 古ツア at 2019年08月30日 16:41
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