2019年08月31日

8/31北原さん、案件です!

午後イチに上荻に流れ着いたので、夏に戻り始めた街から逃れるようにして「古書西荻モンガ堂」(2012/09/15参照)へ。珍しくご婦人二人の先客あり。ソワソワしているハーフパンツのモンガさんを見て微笑みながら、店内をジリジリと一周する。無事にご婦人客が古本をお買い上げになった後、『若い人がやっている古本屋さんと年配の人がやっている古本屋さんの違い』『中央線の新古本屋さん、「おへそ書房」(2019/07/28参照)「BOOK MANSION」(2019/07/17参照)「りんてん舎」(2019/03/30参照)「ネオ書房」(2019/08/11参照)』『一億五千万円の詩集』などについて、狭い通路で熱く語らう。そして今日の値切り買いは、長らく動かずに棚下に残っている講談社「少年少女科学冒険全集」の中から、「ぼくらの宇宙旅行/原田三夫」(貸本仕様)を千円で購入する。モンガさん、いつもありがとう!
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そして十二月に、かわじもとたかさんの企画で開催される店内展示『個人名のついた研究会会誌の世界展』のちらしをいただく。かわじさんが集めた240誌や、賛同者が提供する研究誌(上林暁・太宰治・宮澤賢治・木山捷平・山口瞳・草野心平・井伏鱒二…etcetcetcetcetcetcetcetc!)を展示し、販売もされるとのこと。まだ展示は三ヶ月も先なのに、すでにレジ周りに山を成し始めている…。その後は駅までも戻るのがめんどくさいので、結局ダラダラと住宅街を伝い、阿佐ケ谷まで徒歩で帰り着く…良く考えたら、こっちの方が遥かにめんどくさいはずだ…。しかし真っ直ぐ家には帰らずに、歩いている途中にふと思い出したあるギャラリーに寄ることにする。それは三日前の夜のこと。「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)でサンコミックス「仮面ライダー3巻/石森章太郎」を103円で購入すると、驚くことに店主の天野氏から北原案件(ホームズ研究家の氏が常に探し求めている未知のホームズ関連創作物の情報)をタレ込まれたのである。『中杉通り』にある小さなギャラリー『VOID』で、イラストレーター・木内達朗の個展が行われているのだが、左壁は装画や広告画などのポップな色合いの作品が陳列されているのだが、右壁は一面シャーロック・ホームズのシックな油絵とドローイング・ペインティングで覆われているのだと言う。…まさか…と疑問に思いながらギャラリーのガラス扉を潜ると、うわっ!ホントだ!右壁の80枚ほどの絵は、シャーロック・ホームズばかりじゃないか。それにしてもこれは何のための絵なのだろう?かなり挿絵っぽいが…と疑問を持つと、フロア真ん中にある木のベンチに置かれた小冊子が目に留まる。1995年の「NHK英会話」のテキストである。なるほど!ここでテキストとして取り上げられているのがホームズで、そのための番組用イラストに描いたものなのか。うぅむ、完全なるどっしりとした北原案件だ。絵はすべて二万〜五万で販売されている。案件ハンターとして、早速北原氏に報告しなければ…と急ぎ足で帰る途中、「J-house」(2015/12/26参照)の土日市プラ箱の中をついつい覗き込んでしまい、近代映画社「スクリーン一月号増刊 キングコング大特集号」を108円で購入する。
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これが重厚な案件ホームズ壁!(撮影可)
posted by tokusan at 17:09| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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