2019年09月03日

9/3西荻窪→早稲田と動き回る。

早めの昼食を摂って西荻窪へ。「盛林堂書房」(2012/01/06参照)店頭で二冊を掴み取ってから店内に進み、「フォニャルフ」に大量に補充する。だいぶ景色が変わったので、来西荻の際は是非とも足を向けてみてください。早川書房「ハヤカワミステリ図書目録 1959」角川文庫「闘いの詩/戸井十月」を計200円で購入し、この度「盛林堂書房」と「古書いろどり」(2015/12/11参照)が合同でで出した目録「707目録」をいただく。うひょ〜〜〜〜〜〜、涎の出まくるレアな高額探偵小説と創元推理文庫と古い漫画がいっぱいだぁ〜。蘭郁二郎の署名入り「夢鬼」とか江見水陰の「滑稽童話集」「愛国童話集」とか…あぁ!谷譲次の「モダーン讀本」がっ!とカラーページに興奮する。その後は高田馬場に移動し所用をこなした後、「ブックオフ高田馬場北店」(2012/11/15参照)で平凡社カラー新書「香りへの旅/中井英夫」を210円で購入し、ヒタヒタと、ビル裏の谷間にある神田川沿いを歩き詰め、「古書現世」(2009/04/04参照)にたどり着く。珍しく閉まっている扉を開けて店内へ。現在左壁棚前には、催事用の棚が重なるように置かれている。じっくりと十五分ほど棚に集中し、ようやく奥の帳場に向かうと、向井氏が「今日は最初から気付いてましたよ」とニヤリ。古本屋放置プレイ、ありがとうございます!日本評論社「日米戦争夢物語/佐藤鋼次郎」を1800円で購入する。氏とは、今度の『みちくさ市』(また出ます!詳しい告知は後日に)や『本の雑誌スッキリ隊』や代々木「東豊書店」(2015/10/27参照)などについて語り合い、しばし楽しい時間を過ごす。「日米戦争夢物語」は大正十年刊の、日本と亜米利加の未来予測戦記である。だが、物語の構成が奇妙奇天烈で、ある町で開かれた将軍の講演を聴いた民衆が、その夜それぞれに日米開戦の夢を見て、それを町の有志家の家に宿泊している将軍に、語りに来るという形を採っているのだ。最初に話し出すのは有志家の親戚に当たるオールド・ミスで、女性が男性より地位も体格も優位に立つパラレルワールド的日本に国難が迫り来るという、早速ヘンテコな展開を見せ始めている。こりゃあ素敵だ。挿画は樺島勝一の美しく硬質なペン画である。あれ、なんか挟まってるぞ…古い名刺だ。肩書きが『所澤陸軍航空學校研究部』となっている。軍人さん(とは限らない。研究者かもしれない)もこんなSFモドキの小説を読んでいたのか。栞代わりに名刺をつかっていたのだろうが…よし、受け継いで、この本を読む間栞として使っていこう。函には亜米利加国旗と何故か赤とんぼがモチーフになっており、青い表紙には並べて掲揚されている三角形の亜米利加・日本国旗の上で、二羽の軍鶏が戦闘態勢に入ったレリーフが施されている。
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posted by tokusan at 17:57| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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