2019年10月22日

10/22昨日は大乱歩の誕生日。

雨降りの朝から仕事のための読書に埋没する。昼になって雨が上がり始め、皇居の方角から遠く響いて来る礼砲の音を耳にしてから、気晴らしに少し表に出る。ブラブラと、文字を詰め込んだ頭を冷やしながら、近所をウロウロ。高円寺「大石書店」(2010/03/08参照)でビニールシートを掛けられたダンダラ屋根の安売ワゴンに、先週に引き続き講談社のゴールド絵本が補充されているのを認める。シートを捲って手を入れ、「セロひきのゴーシュ/絵・黒崎義介 文・槇本ナナ子」を100円で購入する。帰りは高架下を伝い阿佐ヶ谷方面へ。潰れてしまってもぬけの殻の元『阿佐ヶ谷アニメストリート』を抜け、駅へ至る前に高架から離脱する。閉店した「穂高書房」(2019/09/17参照)の前を通りかかるが、まだ店内に本は、ギッシリ残されたままとなっている。…行方が気になるなぁ…。

そういえばボ〜ッとしていたが、昨日十月二十一日は、探偵小説界の巨人・江戸川乱歩の誕生日であった。もし生きていれば125歳か…いや、乱歩の探偵小説“魂”と探偵小説の“鬼”は、今でもそこかしこで、人の心の中に息づいているのだ。もちろんこの私の中にも。記念に何か珍しいものでもアップしておこうか…と思ったのだが、乱歩に関してはさして珍しいものなど持っていない。チープではあるが、河出市民文庫の学生サーヴィス版カバーが掛けられた「心理試験」(2016/11/21参照)くらいであろうか。そんな風に思いながら、机の前でふと目を上げると、そこには小さな乱歩の姿が…おぉ、そうか、これがあったか。壁に飾られているのは、随分前に思い切って購入した、人形作家で写真家・石塚公昭氏のオリジナルプリントである。仕事場の一角に雑然と収納された、乱歩人形・黒蜥蜴人形・二十面相人形・黄金仮面マスク、人間椅子、それに『三人書房』の模型看板などを写したものである。あぁ、これを疲れた時に見ると、乱歩世界がたちまち頭の中に立ち上がり、ニュルッと癒されるんだよなぁ。江戸川乱歩先生、125歳+一日の誕生日、おめでとうございます。
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posted by tokusan at 21:54| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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