2019年12月12日

12/12阿佐ヶ谷「ゆたか。書房」は来年一月末までお休みに。

昨日は西荻窪近くの松庵に流れ着いてしまったので、駅までヒョコヒョコ軽快に歩き、日曜の『西荻ブックマーク』でお世話になった「古書音羽館」(2009/06/04参照)へ。店頭右側の単行本棚上部で、まずは晩聲社「ぼくのジプシー・ローズ/原芳市」を掴み取るや否や、すぐその下に講談社「ギャグ&ギャグ/石上三登志+今村昭」を見つけたので、大切に抱え込む。“笑い”を引き起こす“ギャグ”という事象を、映画や漫画や小説やCMやテレビなどから集めまくり、考察分析する昭和六十年刊の好著である。店内に進み、帳場の本の壁の中に潜む先輩店員さん(2017/01/30参照)に挨拶しつつ、計600円で購入する。そして美しく黄色に染まった枯れ葉が舞い散る本日は、宮前に流れ着いたので、いつものように辛抱強く歩き続け荻窪に出る。「ささま書店」にブラリと立ち寄り、講談社 長編小説名作全集16「横溝正史」(カバーナシ)未来社「フィルムの裏側で/新藤兼人」を計220円で購入する。「横溝正史」には昭和三十四〜五年の『紀伊國屋書店』の原稿用紙の広告栞が挟まっていたのだが、これがかなり北園克衛っぽいクールなデザイン。
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いや、見れば見るほど北園なのである。北園は紀伊国屋の出していた文化的小冊子「机」の表紙やカットも担当していたし、可能性はかなり高いはずだ。これは大事に取っておこう。そんな楽しい想像に耽りながら阿佐ヶ谷に帰り着くと、おや?「ゆたか。書房」(2008/10/19参照)のシャッターが下ろされ、そこに貼紙が…『都合により一月三一日(金)までお休みします。』とあるではないか。二ヶ月弱の長期休店である。むぅ、いったい何があったんだ。とにかく来年の無事の営業再開を、切に願っております!
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posted by tokusan at 16:48| Comment(2) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『週刊朝日』の「最後の読書」拝読しました。
「西荻ブックマーク」のトークでも触れられていた『点と線』。通常の読書とは違った古ツアさんの思いが伝わってきて、感動させられました。
Posted by 冬の枯れ木 at 2019年12月12日 20:02
お読みいただきありがとうございます。もう、そんなもったいない感想…書いた甲斐があるというものです。おかげさまでより一層「点と線」が、忘れられない特別な作品になってゆきます。
Posted by 古ツア at 2019年12月14日 18:11
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