2020年01月17日

1/17古本市〜護身術〜梶龍雄〜月光的ダダ!

朝からキビキビお仕事して、満員電車で午前十時過ぎの調布駅に駆け付ける。本日から31日まで、駅前のパルコ五階催事場で「第5回 調布の古本市」(2016/02/24参照)が開かれているのである。駅側の入口から入り、左のエレベーターホールに向かうと、三基とも上に向かったばかり。仕方ないのでエスカレーターでカクカク五階まで。中規模の催事場には古本を立体的に展示したワゴンが並び、すでに古本をもとめて集まった古本修羅たちを魅了している。そそくさと会場に近付き、すぐに私も魅了される…「にわとり文庫」(2009/07/25参照)の三千均赤本探偵漫画が魅力的だが…おぉ、「うさぎ書林」(2009/07/07参照)の大量安売絵本コーナーが、六十〜七十年代の本も交えているので、大変に魅力的だ…と、たちまち四冊を選び取ってしまう。「トマソン社」(2016/11/27参照)の変な新書も魅力的だ…と一冊を抜き取り、奥の帳場へ。そこですっかりインフルエンザから復活した「にわとり」さんと挨拶を交わす。「もう大丈夫ですか?」「いや、もうほんっとに大変だったんですよ…」。いや、そうでしょうそうでしょう。文化出版局「はろるど まほうの くにへ/クロケット・ジョンソン作 岸田衿子訳」日本パブリッシング「ゆき ゆき ゆき/作・画マッキー・イーストマン 文・岸田衿子」ポプラ社 ちびくろ絵本4「ちびくろ・かーしゃ/さくヘレン・バンナーマン ぶん・すずきてつろう え・むらかみつとむ」(カバーナシ)至光社「あおくんときいろちゃん/レオ・レオーニ」河出書房 河出新書写真篇19「護身術」を計2090円で購入する。絵本は、岸田衿子訳にレオ・レオーニ、そして『ちびくろ絵本』と、本当に豊作であった。そして「護身術」が面白い。多彩な分解写真で『道ですべったとき』『尾行されたとき』『強盗に入られたら』『暴漢におそわれたら』『凶器をつきつけられたとき』『自転車を避けるとき』などが紹介されているのだが、リアルにやり過ぎて後半が恐ろしいことになっている。この『ヒモ状のもので後から締められた場合』なんて、もう…。
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ちょちょちょちょ、ちょっと!と叫びたくなるページである。

帰りに阿佐ヶ谷「銀星舎」(2008/10/19参照)の前を通りかかると、旦那さん店主が開店準備中だったのでご挨拶。旦那さん、前日急逝された坪内祐三氏の愛読者だったようで、大変に残念がっている。家に帰ってからは、日曜「みちくさ市」の準備をジワリと進める。夕方に再び外出し、まずは通り道の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)に立ち寄り、双葉社「かわいい目撃者/佐野洋」講談社現代新書「コピーライターの発想/土屋耕一」を計220円で購入しつつ、店主・天野氏に新年の挨拶をする。続いて通りをタッタカ進んで長めにナナメに渡り「ネオ書房」(2019/08/11参照)へ。今回も付録本狙いで所定の位置にたどり着くと、やはり新たな二冊が入荷している。小学館「きみに挑戦……!推理探偵上級クイズ」(六年 昭和50年4月号)「推理たんていクイズ」(五年 昭和49年4月号)おぉ、一冊は構成が梶龍雄じゃないか!と喜び計600円で購入し、切通氏より新しく出来たポイントカードを受け取る。その後はさらに西荻窪に移動し、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。店頭でバッタリ岡崎武志氏と出会い、新年の挨拶を交わす。話題はやはり坪内祐三氏のことと、パソコンを新しくしたことと、自宅古本お片づけのお話。師よ、今年も色々古本屋を楽しみ、何かやりましょう!店内では打ち合わせを一つする。そして届いたばかりの出来立てホヤホヤの、カバーデザインを担当した東都我刊我書房新刊「月光的ダダ 石野重道拾遺集」を受け取る。大正モダニズムの幽的詩人作家・石野重道の、二十一世紀四冊目の本である!今回は前衛文藝雑誌「薔薇魔術学説」や「G・G・P・G」(ゲエ・ギムギガム・プルルル・ギムゲム)から見つけ出して来た、奇怪で歪で機械的な光を放つ詩や散文を収録。月光を浴びるように読んでやる!と夜空を見上げ、厚い雲に阻まれ、全く窺えない月を思う。明日あたりから「盛林堂」店頭&通販や「まんだらけ海馬」(2015/02/06参照)で購入出来るはずである。「彩色ある夢」「不思議な宝石」「ネクタイピン物語」と果敢に蒐集している方は、さらに果敢に目指せコンプリート!
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posted by tokusan at 19:36| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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