2020年02月25日

2/25東京・豊玉南 潮路書房

shioji_shobou.jpg
ここに最寄り駅というものは存在しない。敢て挙げるのならば、西武新宿線の野方駅か沼袋駅、それに西武池袋線の練馬駅か桜台駅、さらに都営大江戸線の新江古田駅である。本当に丁度、この五駅の中心辺りにある、静かな住宅街である…行き方がよく分からないので、結局阿佐ヶ谷から歩いてここまでたどり着いてしまった…。『豊玉南一丁目交差点』から、南の『中新井川緑道』に向かって美しいカーブを描く道を南東に進めば、左手に青い日除けを張り出し、店頭に立看板を出したカフェが現れる。お仕事支援系の一般社団法人が経営しているとのこと。一階はコーヒースタンドで、二階がカフェとなっているのだが、右側のドアが開け放しになった玄関に近付くと、中に無料の古本箱が置かれているのに気付くだろう。それに惹き付けられ、靴のまま建物内に上がり込み、廊下の奥へ進むと、いつの間にか小さな古本屋に入り込むことになる。ちょっと縦長で、奥が少し広い小部屋の右壁と、左奥の空間が少し広がる壁際に本棚が張り付いている。右壁には実用・自然・旅・雑誌・児童文学・絵本・社会・ノンフィクション・文学の単行本が並ぶ。左奥には、日本文学作家五十音文庫・ノベルス・コミック・海外文学文庫・新書が収まる。基本は単行本が300円均一、文庫・コミック・新書は100円均一である。例外もあり、その場合には背や背表紙に値札が貼付けられている。ほとんどが寄付で集まった本らしいが、新しめでキレイな並びである。漫画「忍者武芸帖」が詰め込まれたダンボール箱もアリ。文学最下段に江戸川乱歩賞受賞作がズラッと並んでいるのが、寄付者の好みをうかがわせて面白い。店番の、エプロンとマスクを着けた不動の男性を気にしながら、棚を端から端までしっかり眺め、三冊を選ぶ。そして精算をお願いすると、「こちらでお願いします」と、玄関近くの隣りのコーヒースタンドに通じた小窓に案内される。朝日文庫「東京《奇想》徘徊記/種村季弘」平凡社ライブラリー「イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む/宮本常一」新潮社ポケット・ライブラリ「宇宙への道●ガガーリン大佐の体験記録/Y・ガガーリン」を購入する。このクオリティを保ち続けてもらえれば、タイミングが次第で面白そうな本に出会える気がする。またテクテク歩いてやって来よう。
posted by tokusan at 17:24| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: