2020年03月26日

3/26吉祥寺で人譽に出会う。

家に留まり一日を過ごしたくはあるが、そうはいかぬのが世の常である。というわけで午後三時に井の頭の南、牟礼に流れ着いてしまう。トボトボ吉祥寺駅方面に向かおうとすると、三木露風旧居跡を発見してしまう。何の変哲もない現代的な住宅の門の前に、大きな案内板が立っているのだ。
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実際に住んでいた家は、平成二年まで存在したとのこと。近代詩人の巨人のひとりがここに住んでいたのか……あっ、良く見ると住宅の表札が『三木』になっている…どうやら子孫がお住まいになっているのかだな…。そんな小さな文学体験をしながら『井の頭公園』内を通り抜け、街中に入って行くと、「mounga吉祥寺店」(2019/10/23参照)店頭の小さな古本箱に目が留まる。なんだか古い裸本が混じっているぞ。補修のために貼られたセロテープ越しの背文字に目を凝らすと、『伊藤人譽』の文字が確認出来た。!!!小壺天書房「登山者/伊藤人譽」じゃないか。まさかこんなところで出くわすなんて!値段を見ると200円なので、早速店内に入り購入する。
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伊藤人譽は室生犀星弟子筋の作家で、長らく忘れ去られていたが、金沢の特殊出版社・龜鳴屋が「人譽幻談 幻の猫」を出したことにより、二十一世紀の時代に、突如浮上して来たのである。私がこの、昭和三十三年刊の短篇集「登山者」の存在を知ったのは、日下三蔵氏の書庫であった。良い買物をしたぞ!確か「盛林堂書房」(2012/01/06参照)の棚にもあったはずなので。いずれ折りを見てカバーをコピーさせてもらおう。とそんな風にウキウキしながら駅に向かい、さらに「古本センター」(2013/07/01参照)で湯川弘文社「柔道手引/柔道範士 九段 磯貝一」(函ナシ)を80円で購入し、とっとと家路をたどる。帰ってすぐに、手洗いうがいを励行する。
posted by tokusan at 18:27| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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