2020年03月31日

3/31半端者の「心理試験」を里帰りさせる。

昼過ぎに所用で中野に出たついでに、人影の少ない『中野ブロードウェイ』(時に通路に自分独りになることも…)の「まんだらけ海馬」(2015/02/06参照)を覗く。通路の安売棚と百均棚に丁寧に視線を注いで行くと、文庫の中に、昭和三十年代の春陽文庫「心理試験(改訂版)/江戸川乱歩」が並んでいるのを発見する。これは!と一瞬色めき立つが、待て待て落ち着け。ここは「まんだかけ海馬」だ。ミステリー関連にも強い。では何故、ここにカバー付きの「心理試験」が出されているのだ…何か瑕疵があるのかもしれない。そう冷静に考え、それでも『なにもおかしなところがありませんように』と祈りながら、中身をチェックして行く…あぁ!奥付ページが毟り取られている!…だからか…がっくりと肩を落とし、何でこんなヒドいことするんだろう?と釈然としない思いを抱え込んでしまう。だがそれでも、110円で購入する。何故なら最終ページに、新井薬師前駅前の「文林堂書店」(2008/08/04参照)の古い古書店ラベルが貼り付いていたからだ。すぐさまブロードウェイを北口から飛び出し、商店街を駆け抜けて、新井薬師前駅前に到着する。おぉ、「文林堂書店」が開いている。そして里帰りの証拠写真をパチリ。
sinrisiken_bunrindou.jpg
満足して中に進む。ジリジリと店内を蠢き回り、新潮文庫「或る男の首/シムノン 堀口大學訳」(帯付き二刷)を帳場のオヤジさんに差し出す。すると「シムノンか。シムノンならそこにも並んでいるよ。見た?」と帳場脇の小さな本の山を指差す。確かにそこにはポケミスやら創元推理文庫が二十冊弱集められているのだ。「あ、見ました。また今度買いに来ます」と五百円を支払う。思えば「文林堂」のオヤジさんと、初めて言葉を交わした気がする。
posted by tokusan at 17:27| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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