ついに最後の定点観測を終え、そのままテクテク西荻窪へ。おや、「にわとり文庫」さん(2009/07/25参照)が閉まっている。ちょっと奥まったガラスドアに近付くと、そこには小さな貼紙があり、当面の間『土〜火は休業日』になると書かれていた。新型コロナが猛威を奮うこのご時世では、致し方ないことであるな。そして「盛林堂書房」にたどり着き、小山書店世界大衆小説全集2「世界の恋人/A・デュマ 木村毅・大倉Y子訳」を百円で購入しつつ、北原尚彦氏からの届け物を受け取る。実は自分が所蔵していた青葉書房「ルパン怪奇探偵 怪紳士」がヘルロツク・シヨルムスが出て来る作品だと今さら気付き、これは北原案件だ!と慌てて氏に久しぶりの“古本トレード”(2018/09/05参照)を申し込んだのである。早速メールを送ると、『ルパンはあまりにも多いので積極的に買い集めはしていませんが、文庫サイズということなら話に乗りましょう!』と仙花紙ハードカバー的文庫本サイズなのが幸いし(北原氏は“小さい本スキー”なのである)、無事にトレードが成立したのである。新型コロナのせいで空気が重苦しい昨今、古本で面白いことでもしなければ、やってられるか!ということなのである。小野氏から袋を受け取り、中から本を取り出してみると、やややっややややっっ!博文館「海國冒険綺譚 新造軍艦/押川春浪」ではないですかっ!北原氏のことだから、何か変化球的な古本を出して来るとばかり思っていたのだが、まさか、よもや、直球ド真ん中のストライクなんて!予想外過ぎる!と大喜びする。小野氏によると「ダブってたんだって。「新造軍艦」がダブってるなんて、ありえないよ…」とのことであった。うひぃ、明治の本で春浪が読める喜び、ここにあり。トレードして、良かったなぁ。私にはルパンより、春浪の方がふさわしい!
「新造軍艦」の衝撃的な折込口絵。男の人頭割れちゃってますよ!大丈夫ですかっ!?

