2020年04月07日

4/7新装「なごやか文庫」!

昨日は、東京都に4/7に『緊急事態宣言』が出ることが決まってしまった。というわけでこの先、何が起こるのかわからないので、超早めに連載の取材を済ませることにする。無事に終えて帰宅した後、大正時代の大掛かり過ぎて何処か長閑さもある大時代的翻訳探偵小説・精華堂「疑問のカード/サックス・ローマー」と昭和二十年代ジェットコースタースリラー小説・盛林堂ミステリアス文庫「地獄横丁/香住春吾」を読了する。

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そして本日、『緊急事態宣言』が発令される前に、一年強の休業を経て、新装なった東村山の「なごやか文庫」(2019/01/11&2012/01/10参照)を見に行くことにする。実は昨日岡崎武志氏より「ちゃんと開いてたでぇ〜。キレイになってたでぇ〜。ピカピカやでぇ〜」と報告を頂いていたのである。午前六時半に起床し、書肆山田「雷鳴の頸飾り-瀧口修造に」を、鉛筆で旧蔵者が所々にが引いた線を、消しゴムで丁寧に消しながら読了する。瀧口の死に接して編まれた、十四人の表現者の作品集である。追悼というよりは、瀧口の死に触発され創造された、絵画・詩・立体作品・楽曲・写真・評論などで構成されている。それぞれが思い感じた、瀧口が指し示していた方向に向かい、感性を迸らせているので、磨いたはずの言葉たちが、あちこちに鋭く尖り延びているアンソロジーである。脳が見慣れぬ数多の言葉に貫かれ、“言葉のサボテン”状になったまま、西武新宿線に乗り込む…。いつの間にか地下化した東村山駅。南口を出て、ほぼ一年ぶりに通い慣れた道をたどる。『社会福祉センター』は、すっかり外装も内装の化粧直しされ、白く美しく輝いている。入口には花が咲き誇る大振りの植木鉢とともに、「なごやか文庫」の立看板が置かれている。自動ドアからセンター内に進むと、すぐ左手に古本屋さんが待ち構えている。ここも、壁も棚も新しく美しくなり、何だか図書館の一角のようである。入口付近には無料本箱が四つほど置かれ、不要本・古い本・傷んだ本・図書館廃棄本などが詰められている。右壁は一面棚となっており、出版社別文庫・新書・ノベルス・出版社別単行本(文学系)・少量の古書・ビジネスがズラッと並んでいる。通路を造っている縦列の二本の棚には、手前がコミック文庫・児童文学・絵本、奥にはコミックが収まっている。棚脇には新オープン記念の100均ラックが置かれている。左側手前には新たにカウンター帳場が設置され、マスク姿の青年が古本のクリーニングに勤しんでいる。その前の空間は広く採られ、四つの小さなスツールが置かれている。窓際には大判本&写真集ラック、それにオープン記念10均雑誌ラックが。奥の壁棚は主に実用書が並んでおり、端には揃い本を集めたラックもあり。腰を落ち着けてスタッフ青年に親しく話しかける先客がひとりいるだけなので、じっくりとすべての棚を見て回る。福音館書店「たくさんのふしぎ 迷宮へどうぞ/種村季弘文 川原田徹ほか絵」(嬉しい種村の教育絵本!)ラポート「ワンダートレック かがみあきら作品集2」竹村書房「武蔵野日記/中川一政」(函ナシ。昭和九年刊の限定六〇〇部)早川書房「鳩/日影丈吉」朝日新聞社「写真報告 戦争と民衆/石川文洋」を計720円で購入する。「なごやか文庫」が帰って来た!と実感出来るほど、なかなか良い本が安く買えた。今後ともまた以前のように、よろしくお願いいたします!
posted by tokusan at 12:17| Comment(4) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おおー!まってましたー!なごやか文庫!

ホームページとか何もなかったので、情報ありがとうございます!!
Posted by 記述師文庫堂 at 2020年04月07日 18:33
このタイミングでの復活!びっくりです。
近日中にのぞいてこようと思います。
ありがとうございました。
Posted by としのすけ at 2020年04月08日 10:59
記述師文庫堂様。ぜひともごひいきに!
Posted by 古ツア at 2020年04月08日 14:24
としのすけ様。本当にこのご時世で復活を遂げてくれたとは、驚きです。またたくさん良い古本を買わせてもらいましょう!
Posted by 古ツア at 2020年04月08日 14:26
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