2020年05月24日

5/24四十七日目。

さて、これからは、家で何をメインに読み耽ろうか…と、枕頭の古本山から抜き出したのは、読みかけのまましばらく放置していた、大正十三年刊の玄文社「世界怪奇叢書1 聊齋志異/柴田天馬」。古い古い支那を舞台にした、人と鬼(ゆうれい)が、理を超えて共存し情交する、妙に心温まる怪異譚を集めた一冊である。様々な怪談の元ネタであり、その面白さは無類である。この本では、訳文に漢文のような単語や故事が多く混じり、それぞれに言葉や故事の訳とも言える意味のルビが振られているのだ。
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なので多少は読み難いのだが(半分はルビを読んで読み進めているようなものだ)、それがまた当時の国と時代の風景を想起させ、貧弱な知識をフォローしてくれるので、大変に美味しい味が沁み出ているのである。…それにしても鬼(ゆうれい)にはやたら魅力的な美人が多いなぁ…。

そして本日は阿佐ヶ谷と高円寺の中間に流れ着いてしまったので、わざわざ高円寺方面に出て、もはや通常の人波が溢れる『庚申通り』の「DORAMA高円寺庚申通り店」を訪れる。おっ、今日は古本が20%オフなのか。そう喜んで、店内棚脇のちょっと古い文学本棚から、中央公論社「ミシンと蝙蝠傘/稲垣足穂」を選んで352円で購入する。
posted by tokusan at 15:42| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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