2020年05月30日

5/30今日も吉祥寺で古本を買う。

「第三の情事/園田てる子」を宣言通りに読み進めているのだが。予想以上に面白いので驚いている。心の襞まで丁寧に描く確かな筆力で展開される、ピカレスク青春少女スリラー小説!火のような激しい意志を白熱させる、主人公の少女がとにかく常軌を逸しており、何かことを起こすシーンが訪れる度に、グンと文章内に引きずり込まれ、本当にハラハラドキドキしてしまうのだ。身体の動きと連動する心の動きの細やかな描写は、野溝七生子や木地雅映子に匹敵すると言っても過言ではない…いや、決して伊達や酔狂で言っているのではないのだ。私は本気だ。昭和三十年代の探偵スリラー小説に、ガガンと感銘を受けてしまったのだ。本当に園田てる子がこんなに面白いなんて、思ってもみなかったのだ。本は、読んでみないとわからぬものだ…。

そして本日は吉祥寺と仙川の中間辺りとも言える新川に午後イチに流れ着いてしまったので、バスに飛び乗り、すでに大勢の人の賑わいを取り戻した吉祥寺まで出る。まずは「よみた屋」(2014/08/29参照)に駆け寄り、金の星社「少女・世界推理名作選集10 のろわれた屋敷/ラインバード作」ゼネラルプロダクツ「トップをねらえ!絵コンテ集 第六巻」学研「6年の学習 読み物特集号」「5年の学習 読み物特集号」を計440円で購入する。6年には加納一朗の推理物『百万に四つ』が、5年には大好きな須知徳平のユーモア推理『めい探偵出動』が載っている。こちらは表紙絵が湯村輝彦なのもスゴい。
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さらに「古本センター」(2013/07/01参照)にも立ち寄り、大塚巧藝社「ジュサブロー展」を150円で購入する。1992年に開かれた人形師・辻村ジュサブロー展の図録である。人形劇『新八犬伝』の伏姫・八房・犬山道節・犬阪毛野・犬村角太郎が載っているのが嬉しい。
posted by tokusan at 15:39| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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