2020年05月31日

5/31「股旅堂」最新目録。

ともに昨日のお話。荻窪辺りで車窓に流れる、閉店した「ささま書店」旧店舗。しばらく変化がなかったのだが、久々にシャッターが全開になっており、内部がさびしいさびしいスケルトンになっているのを目撃する…『広くて楽しい古本屋』の黄色い日除けが撤去される日も、いよいよ近付いているようだ…。家では感銘を受け続けながら「第三の情事/園田てる子」を読了する。いやぁ、夢中になって読んでしまった。ラストが少しアレな感じであったが、それを差し引いても傑作と言える面白さであった。最終ページに『つねに読者と共に!』という編集部からの言葉があり、『お読みになって、感銘なさったら、知人にお勧めください。御意見、お叱りなどどしどしお寄せ下さい』とある。みなさま、機会がありましたら「第三の情事」を読んで見て下さい…良し!六十五年前の東京ライフ社編集部・岡村氏の言葉に従い、ちゃんと勧めたぞ!

そして本日は西武柳沢に正午に流れ着いてしまったので、「エーワンブック保谷店」(2011/03/03参照)の様子を見に行く。おぉ、入口に消毒液を置いたりして、感染予防に努めながら営業中であった。静かな店内にそっと滑り込み、本棚より、主に床から積み上がる本に意識を集中し、岩波文庫「新編百花譜百選/木下杢太郎画」を100円で購入する。わりと空いている西武新宿線で家に帰ると、待ってくれていたのは「股旅堂」さん(2018/10/01参照)の新目録「MATATABIDO23 june,2020」であった。ありがとうございます。相変わらず人間の純粋で黒い欲望が、238ページのペーパーバックにグルグルヌラヌラと、粘度高く渦巻いている。今回の巻頭特集は『戦後日本ストリップ黎明期〜浅草/新宿/池袋/銀座/渋谷/日劇ミュージックホール/その他』となっている。うぅむ、濃厚にノスタルジックにセクシーだ…そう思いつつページを捲りまくり、「愛慾行進曲/浅原六朗」「心霊の現象/福来友吉」「実話奇談 謎の竹笛/原賢之助」「戯曲 逮捕術/中川淳」「亡命の街 隠しカメラとペンで綴る密航路・魔窟の踏査記録/曽我部道太郎」(鈴木清順監督の映画『密航0ライン』の原作である!)などが気になってしまう。
matatabido2020.jpg
posted by tokusan at 14:46| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: