2020年06月01日

6/1高円寺で今さら「星の王子さま」を。

朝から六月の雨を眺めながら、必死に連載の原稿書き。狙っていたお店の取材が、このコロナ禍で叶わなかったので、ちょっといつもと変わった形に仕上げてみる。正午ちょうどにヒイフウ原稿を送る。

そしておそらく今日からお店を開ける古本屋さんが多いと思うので、まずは地元阿佐ヶ谷を、傘を差し掛けパトロールする。ところが、「銀星舎」(2008/10/19参照)は下ろされたシャッターに『当面の間不定休の営業とさせていただきます』と貼紙が…そうか…まぁ、仕方ないな。早く開いているところに出くわしたいものだ。そう思いつつ『中杉通り』を渡り、細かな道に分け入って『旧中杉通り』の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照。そうか、今月でもうすぐ九周年を迎えるのか!)へ。はぅぁ!以前から貼り出されていたシャッターの貼紙に、新たな貼紙が加えられ『6/3より営業再開(予定)』とあった…あぁ、では水曜日を楽しみにしておこう。そして残念ながら扉を閉ざした「ネオ書房」(2019/08/11参照)の前に立つと、すでに営業は再開しているのだが、営業時間が午後三時からとなっている。現在午後一時五十五分…後日改めて訪れることにしよう。ちょっと古本心が逸り過ぎたか。そう反省しながら高円寺までピシャピシャ歩き、「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)へ。店頭棚前に自転車を横付けし、時代小説に熱い情熱を注ぐおばあさんに遠慮しながらも、毎日新聞社「幕末明治の天才絵師 河鍋暁斎展」リッカー美術館「明治の反骨と風刺 河鍋暁斎版画版本展」平凡社「世界名画全集続巻16 ベン・シャーン」岩波書店「星の王子さま/サン=テグジュペリ作 内藤濯訳」(函ナシ)を計350円で購入する。ベン・シャーンが嬉しいなと思っていると、店主の粟生田さんが「なんで「星の王子さま」を買うの〜?読んだことあるでしょ?絶対にもういらないでしょ?」と畳み掛けられる。「いや、ほら、突然読みたくなるってことあるじゃないですか」「だって持ってるでしょ〜」「いや、ほら、どっかにあるんだけど、簡単に見つからないから。五十円だし…」「あははははははははははは、みんなそう言うよねぇ〜」と押され気味に楽しくやりとりし、しどろもどろ。ところがこの本、後で家でしげしげと眺めてみると、後見返しに記名と蔵書印があるが、昭和三十七年の第一刷なのであった。ふぅむ、予想外の嬉しい展開。買っておいて良かった。いずれ何処かで古めの函を手に入れ、被せて上げることにしよう。安い古本は何はともあれ買ってみるものだ。
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posted by tokusan at 17:08| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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