2020年06月07日

6/7ひとりぼっちシリーズ!

所用で吉祥寺に出ると、目が回るような人々の賑わい…ここしばらく、人気のない街路ばかり見ていたので、人に酔ってしまいそうになる。用事を済ませたら、素早く古本の影を追い求める。この五月で閉店してしまった、井の頭公園際のフランス料理店の前を通り、中古登山用品のお店「mounga吉祥寺店」(2019/10/23参照9へ。営業を再開し、登山関連古本小箱もちゃんと表に出されている。立ち止まり覗き込むと、登山関連ではない一冊、ちくま少年文庫5「太平洋ひとりぼっち/堀江謙一」が目に飛び込んでくる。ついこの間、同じ著者のケイブンシャ文庫「世界一周ひとりぼっち」買ったばかりだ。これで二冊目のひとりぼっちシリーズ!と三百円で購入する。「太平洋ひとりぼっち」は未読で、市川崑監督・和田夏十脚色・石原裕次郎主演の映画を観たことがあるだけである。映画は面白いのだが、顔がまんまるになり始めた裕次郎のせいで、乗り切れなかった感が(演技は抜群で、関西弁も板についている…だが、極限の孤独と闘争中の顔としては、あまりにも富んでいるのだ…)。一番印象的なシーンは、航行中にケーキがどうしても食べたくなり、カップの中でバターと砂糖を混ぜて食べるところ。やはり美味しくないらしく『これはケーキなんや!』と自己暗示をかけて食べ切るのだ。原作には出て来るのだろうか?
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「太平洋」と「世界一周」。

続いて「よみた屋」(2014/08/29参照)に出現し、東京新聞「橋口五葉展」文藝春秋新社「死者の奢り/大江健三郎」角川文庫「新雪/藤澤桓夫」を計495円で購入する。「死者の奢り」は八版でカバーもちょいと傷んでいるが、やはりこのシュルレアリスト福澤一郎の装画を見逃すわけにはいかないのだ!と、ひとり興奮する。それにしても「ささま書店」亡き後、吉祥寺にその代わりを務めてもらっている気がしている今日この頃…。
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posted by tokusan at 17:51| Comment(2) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日ささま書店さんの前を自転車で通った際に、車が止まっていて工事中みたいだったので覗いてみたら店頭に「只今 改装中 7月 再開店 今後ともよろしくお願いします」と張り紙がしてありました。
Posted by 東中神の男 at 2020年06月08日 00:04
ビッグな情報ありがとうございます。本日見に行きましたら、確かに内装作業中でした。新しい棚がガンガン設置されているようです。果たして、どんなお店になるのでしょうか?括目して待ち焦がれることにしましょう!
Posted by 古ツア at 2020年06月08日 17:26
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