2020年06月11日

6/11今日もコンコ堂で大下宇陀兒を。

午後に永福町に流れ着き、今日は何処へ行こうかと思案する前に雨が降り始め、『井の頭通り』で猛威を奮う突風に傘をぐしゃぐしゃにされてしまったので、タッタカ浜田山まで進み、すぎ丸に飛び乗っておとなしく阿佐ヶ谷に帰還する。風は驚くほど強く吹いているが、どうにか雨はまだしのげる感じなので、家路を急ぐ。だが、店頭が雨仕様の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)に、あえなく呼ばれてしまう。手指消毒を適確に済ませ、最初に向かったのは、気になる中央通路ミステリゾーンの大下宇陀児コーナー(2020/06/03参照)。欲しい本が、まだまだたくさんあるのだ…良かった、まだ売れていないな。もうすぐ俺が買ってやるからな…むむむぅ、良く見れば新しいのが追加されているではないか。慌てて手にすると、一冊は興亞書房「探偵小説 鐡の舌/大下宇陀兒」(昭和十五年再版。背に傷みアリ)、もう一冊は岩谷書店「僞惡病患者/大下宇陀兒」(昭和二十六年。岩谷のB6版シリーズ)である。
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ぐぐぐぅおう、何と刺激的な!値段を見ると、ともにさらに刺激が強過ぎる530円なので、大慌てで購入する。古本の神様、そして「コンコ堂」よ、今日もありがとう!雨の中、お店に気のせいかもしれないが呼ばれて、本当に良かった。これからもこの大下コーナーから目を離すわけにはいかないようだ。ちなみにこの二冊、それぞれに古い古書店ラベルが貼り付いたままなのが嬉しい。「鐡の舌」は『書籍賣買貸本 柳島書店東京・淀橋・戸塚』。「僞惡病患者」は『DAIGAKUDORI SAPPORO南陽堂書店』(2014/11/14参照)である。
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そして家に帰り着くと、最新刊の「本の雑誌 水しぶきヘチマ号」が届いていた。今月の連載『毎日でも通いたい古本屋さん』は、緊急事態宣言直前のギリギリセーフで、新井薬師前の「文林堂書店」を秘密取材しております…実は、番台脇のミステリ文庫小型ゾーンが、日々頭の何処かで気になっているのです…。そして特集『献辞の研究!』では、二人の古本神、新保博久教授と森英俊氏がそろい踏み!もちろんミステリ作品の献辞についての論考なのだが、こんな素晴らしいことをやってくれるのは、今や「本の雑誌」くらい。こちらも合わせてお楽しみいただければ幸いです!
posted by tokusan at 18:44| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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