2020年06月14日

6/14少年名探偵特集号!

午後二時過ぎに雨の経堂に流れ着いたので、もっけの幸いと「大河堂書店」(2009/03/26参照)に足を向ける。雨なので、店頭はすっかり布やビニールなどでガードされているが、しっかりと営業中である。およそ五ヶ月ぶりの訪問…うぅ、また来られて、感無量である。入店にはマスク着用が必須条件で、また店内滞留も三十分が目安となっている。久々の店内を、詳細な品切れ文庫棚を、帳場周りに散らばるお薦め本を存分に楽しみたいのだが、今はまぁ仕方ない。素早く見て回ることにしよう。ふむふむ、岡本喜八が多数入荷している…それに古い少年漫画雑誌も積み重なっている…とその山を漁っていると、まだまだ薄い時代の「少年マガジン」が目に留まる…おやっ、そのうちの一冊の背に『少年名探偵特集号』とあるではないか。無闇矢鱈な探偵物好きとしては、これをスルーしたら沽券に関わってしまうな。そうひとりごち、1000円で購入する。駅で急行を待つ間、講談社「週刊少年マガジン 昭和36年 少年探偵特集号」を引っ張り出す(ちなみに掲載の連載漫画は、吉田竜夫『マッハ三四郎』白土三平『狼小僧』石森章太郎『快傑ハリマオ』ちばてつや『ちかいの魔球』などである。全138ページで、漫画と読み物が半々の割合)。さて、どの辺りが少年名探偵となっているのか?まずは表紙写真が横浜港に怪しい黒眼鏡の男を追いつめた少年名探偵の特写(撮影協力は衣装提供の西武百貨店)。巻頭折り込みカラーグラビア『パトカーのすべて』(裏の一色グラビアは『犯人を見わける科学そうさ』)。特集物語『かた目の黒人形』(作者不明。目ざとい少年が、タクシー強盗事件の重要目撃証言をする、雰囲気はあるが緩めの少年探偵小説))。新百科事典『きみとぼくの探偵大学』。これらが特集内容である。『きみとぼくの探偵大学』は、犯罪やその捜査や探偵に関わる小さな五十のコラムが、雑誌全体に散らばっている形式である。専用目次には『この事典をおかきくださった先生』として、日本探偵作家クラブ副会長・中島河太郎のクレジットがあるではないか。河太郎先生、良いお仕事、ありがとうございます!
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阿佐ヶ谷では「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)に立ち寄り、平凡社「世界探偵小説全集9 ブラウン奇譚/チエスタートン作 直木三十五譯」(箱ナシ)を530円で購入しつつ、店主の天野氏に六月二十日の開店九周年には、また古本購入特典イベントをやるのか聞いてみると、色々あってスケジュールがかなりズレ込み気味であるが、何かちゃんと用意するとのことであった。よっしゃ。楽しみに待つこととしよう。
posted by tokusan at 17:30| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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