2020年06月23日

6/23待ちあぐねて二冊の本を読み進める。

昨日から引き続き、仕事の連絡がない…設定の締め切りはとっくに過ぎているのに、まったく困ったものだ。と言うわけで、そんな頼りない連絡を待って家に閉じ篭り、あれこれやりながら、易風社「生/田山花袋」と竹書房文庫「幻綺行 完全版/横田順彌」を交互に読み進め(「生」は章ごとに、「幻綺行」は短篇一作ごとに…早稲田辺りが舞台で一家族の心情を詳細にドンヨリ描く自然主義文学と、ユーラシアを舞台にした痛快SF世界無銭自転車探検冒険小説…頭がどうにかなりそうな気もするが、これが意外にもギャップをそれほど感じることなく、二つの世界に素直に分け入れられるのが、不思議不思議)、本物と紛い物の明治の空気を深くじっくり吸い込み、脳髄にジワジワと毒のように浸透させる。ところで「幻綺行」には巻末にオマケとして、「SFアドベンチャー」掲載時の漫画家・バロン吉元による挿絵が収録されているのだが、この中村春吉が、癖になるほどの格好良過ぎのダンディー過ぎのバタ臭過ぎで、思わず心の中で『中村春吉、こんなんじゃないだろ!』と突っ込んでしまう。あぁ、バロン吉元の絵は、一級の芸術品だな…。
nakamuraharukichi.jpg
これが世界無銭自転車旅行家・中村春吉の勇姿。ぜひバロン吉元の絵と比べてみて下さい。

そして痺れを切らして午後に一瞬外出し、高円寺まで出て「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)を覗く。春秋社「わが本籍は映画館/木村威夫」早川書房「ハリウッド映画特急/原田真人」を計400円で購入して家に戻ると、ようやくお仕事の返事か帰って来ていた。これで進行出来る。よかったよかった。
posted by tokusan at 17:29| Comment(2) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
王子の「山遊堂」さん、今月末で閉店だそうです((T_T))
Posted by しゃてんじライダー at 2020年06月24日 23:40
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、本当ですか。見に行かなければ……。
Posted by 古ツア at 2020年06月25日 18:05
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