2020年07月01日

7/1香山滋新刊を『海鰻荘』跡地に誘う。

連載原稿を仕上げてホッと一息。スッキリしてまだ風が吹き荒れる夕方、西荻漥へ向かう。「盛林堂書房」(2012/01/06参照)内「フォニャルフ」棚に真面目に古本を補充しつつ、帳場でカバーデザインを担当した盛林堂ミステリアス文庫の新刊を受け取る。「海洋冒険連続小説 孤島の花/香山滋」である。併録作品は『眼球盗難事件』。ともに児童雑誌や少年新聞に連載された児童冒険&探偵小説で、「香山滋全集」に未収録の作品。貴重な復刊となったわけだが、全集から漏れたのには当然理由があるのだ。詳しくは発行者の『あとがきにかえて』をお読み下さい…。さて、何はともあれ、大好きな秘境探検家・人見十吉を生み出した、香山滋の新刊である。デザインを担当出来た嬉しさと、幻の作品を読める嬉しさを合体させ、早々に帰宅しつつある場所に足を向ける。およそ四十分後にたどりついたのは、中野区大和町『蓮華寺』墓地裏の、昭和十二年〜二十八年の十六年間を香山が暮らした寓居『海鰻荘』跡地付近である。『孤島の花』も『眼球盗難事件』も昭和二十四年に連載された作品なので『海鰻荘』で書かれたわけである。七十一年の時を経て、一冊の文庫本となり、創作の地に舞い降りたわけである。うぅむ、感激。本は7/4から「盛林堂」店頭販売開始(通販は予約部数に達しているため、現在予約停止中)。
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そんなバカなことをして家に帰ると、大阪「梅田蔦屋書店」から、営業再開後の先月分の古本の売り上げ表が届いていた。おぉぉぉぉっ、ちゃんと売れていて、これは非常に嬉しい。お買い上げのみなさま、誠にありがとうございます!よし、気合い入って来たぞ!もうすぐ面白い珍妙な補充本も送りますので、引き続き西の古本棚を、何とぞよろしくお願いいたします!
posted by tokusan at 20:46| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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