2020年07月06日

7/6地道に二店を見て回る。

朝からある原稿のため、今年の己のブログを流すように読み返していたのだが、やはりコロナ禍による四月〜五月の緊急事態宣言下の四十八日間は、何だか微妙に息苦しくなって来る。少し東日本大震災の時と、肌触りがなんとなく似通っている。繰り返す読書も、開けてくれている古本屋さんを訪れることも楽しいことなのだが、やはり潜伏する感染の恐怖と、自由を奪われた生活には、緊張感が漂ってしまっているのか…とは言っても、今もまだそのコロナ禍の真っ最中なのである。何だか雨風の強い初夏であるが、まだまだマスクを装着し、手指消毒に務め、手洗いうがいを励行して行こう。

午後に外出し、営業を六月から再開していた東村山の「なごやか文庫」(2020/04/07参照)の様子を見に行く。店先に置かれた三つの無料本箱を覗き込み、手指消毒してから、すっかりキレイになった店内へ。新し目の単行本や漫画や文庫を漫然と眺め、結局右壁棚下の一列の古書ゾーンに注目する。それしても真面目な本ばかりだ…と浅ましいため息をつきながら、新潮社「画家のことば/香月泰男」NHK出版「テレビ作家たちの50年/日本作家協会編」を計400円で購入する。帳場には誰もおらず、小さな立て札が置かれている。『この時間は事務所窓口で』と古本の精算を促している。そうか、もはや無人販売は無くなったのか。古本屋さんゾーンから出て、ちょっと奥に入って事務所で精算する。帰りの車中で本を見ていて気付いたのだが、「画家のことば」は表見返しに『y・kazuki』のサイン入りであった…うぅぅぅぅぅぅ、嬉しぃっ!
gaka_no_kotoba.jpg
鷺ノ宮に戻り、テクテク『中杉通り』を南へ。そうだ、『早稲田通り』沿いの「古本ブック流通センター」(2008/08/09参照)もハシゴして行くか。東京都の休業要請中は、ちゃんと休業していたので、その後ちゃんと開いているかどうか気になっていたのである。おっ、店頭にガチャガチャの機械が出されている。営業再開しているようだな。店内に滑り込むと、前入った時と相変わらず変化のない状況。それでもブランクが所々に生まれている棚を念入りに検分し、岩波文庫「日本渡航記(フレガート「パルラダ」號より)/ゴンチャロフ」(昭和十六年第二刷)を100円で購入する。本は朽ちて行くばかりだが、お店が健在なので、何はともあれよかったよかった。
posted by tokusan at 17:54| Comment(2) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりに板橋駅に行ったので、まだやっているのだろうかとS本書店の様子を見てきました。店は開いてなかったのですが、閉店しているというわけではないようです。
相変わらず、来店客に喧嘩を売っているのだろうか?と思ったら、旧店舗の前で引っ越しトラックの運転手に「ここに車を駐めるな」と喧嘩を売ってました(笑) 相変わらずのようです。
喧嘩を売るより、古本を売った方がいいと思うんだけどなあ。

板橋書店で西村寿行の『時の旅』と『風と雲の街』を購入。やっぱり、のんびり棚を眺めることのできる古本屋さんはいいなあ(笑)
Posted by よしだ まさし at 2020年07月07日 12:31
あ、相変わらずなんですね。思わずあの鋭い研ぎ澄まされた視線を思い出してしまいました…。
Posted by 古ツア at 2020年07月08日 18:20
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