2020年08月03日

8/3久方ぶりの「十五時の犬」!

本日はのんびりと起き出し、午前十一時前に家を出る。突然訪れた強力な夏の日射しの下、テクテク歩いて荻窪へ向かい、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)を定点観測する。店内は週末の嵐を乗り越えた感があり、棚に所々ブランクが生まれているので、しめやかに補充が行われている。ライトに店内を一巡し、第一書房「僕の初旅 世界一周/ジヤン・コクトオ 堀口大学譯」(函ナシ)を330円で購入する。この、コクトオがヴェルヌの「八十日間世界一周」に憧れ、冒険的ポエジイを獲得するために始めた旅の記録!欲しかったんだ!読みたかったんだ!サンキュー、「古書ワルツ荻窪店」!冒頭のモノクログラビアにある、甲板で別れを惜しむコクトオと堀口大学が熱く抱擁する写真が、早速涙を誘う。そんな嬉しい収穫を得た後は、午後に高円寺へテクテク。「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)でフィルムアート社「ムービー・マジックSFX物語/ジョン・ブロスナン」を200円で購入し、さらに「DORAMA高円寺庚申通り店」でワニブックス社「因果鉄道の旅/根本敬」を110円で購入し、久々に東側の『あづま通り』にも足を踏み入れてみる。こちらでは、「中央書籍」(2011/11/15参照)「十五時の犬」(2011/11/22参照)「越後屋書店」(2009/05/16参照)が開いているところを、久しく見ないのだが……おおぉっ!「十五時の犬」が開いているぞっ!時刻はちょうど午後三時過ぎ。これは素晴らしい光景に出くわしたっ!と、お店との久方ぶりの再会に古本心を高揚させ、手指消毒して店内に飛び込む。相変わらずの細かく不規則に本棚が立て込む迷宮的空間が魅力的である。SFパニック小説のダブり本が並ぶ棚は、なかなかに壮絶だな。そんなことを思いながら、マスク越しに息をひそめつつ、店内通路を一周。新潮文庫「ブラウン神父の純智/G.K.チェスタトン」を100円で購入する。
15ji_no_inu2020.jpg
あぁあぁ、「十五時の犬」が、開いている。ただし「中央書籍」と、斜向いの「越後屋」は開いていなかった…。
posted by tokusan at 16:44| Comment(2) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「古書ワルツ荻窪店」、わたしも土曜日に行ってきました。まだ雑然としている分、古書即売会的な「探し出す」楽しみがありますよね。店頭棚の文庫率が「ささま書店」より減った感じなのだけが個人的に残念ですが(笑)
Posted by 北原尚彦 at 2020年08月03日 20:38
ついに北原さんも「古書ワルツ」デビューされましたか。行けば行くほど気になる本が見つかってしまう、二代目悪魔の古本屋さんですよね。そして確かに店頭百均は、小さい本スキーにとっては魅力半減…やはり店頭より店内の方が今のところ魅力的と言えましょう。
Posted by 古ツア at 2020年08月04日 20:55
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