2020年08月13日

8/13「千章堂書店」が営業再開していた。

昨日は午後に井草に流れ着いたので、ちょっと線路伝いに西に歩いて「井草ワニ園」(2019/01/05参照)へ。あかね書房「けんはへっちゃら/谷川俊太郎・和田誠」を900円で購入する。店主と「外は雨降ってますか?」「まだです。でも恐ろしく黒い雲が近付いて、雷が鳴り始めています」などと話したそばから表に出ると、あっという間に土砂降りに。仕方なくマンションの軒先で、激しい水しぶきを呆然と眺めながら、三十分ほど雨宿りする…。「けんはへっちゃら」は六十年代出版の新装版だが、中身はそのままアーリー和田誠なので、すこぶる尖ってグラフィック的に洗練された絵本なのである。団地に住む少年の、現代的わらしべ長者物語なのだが、その過程で登場する拳銃『コルト・スナブノーズ・リボルバー。三二こうけい・六れんぱつ、ながさ一七センチ、おもさ五九五グラム』に目を奪われる。独特な機能美を、存分に顕在化させている、グラフィカルなイラストなのである。手元にある同時代の拳銃本、大藪春彦「世界拳銃百科」矢野庄介「拳銃図鑑」に当たってみると、スペックの詳細や図柄からして、どうやら宝石社の「拳銃図鑑」を参考にしている節がある。当時のGUNブームは絵本にも及んでいたのか。
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そして本日は所用を片付けて阿佐ヶ谷に戻ると、「千章堂書店」(2009/12/29参照)が豪雨ダメージから復活し、しれっと営業再開中であった。店内は巧みに修復され、何がどう変わったのかまったく見当がつかない…何はともあれ、阿佐ヶ谷古本屋事情がこれで安定した。そう喜んで、河出文庫「薔薇の供物/中井英夫」を150円で購入する。お店を出たところで、今日は定休日の「ネオ書房」(2019/08/11参照)の切通ご夫妻とバッタリ遭遇したので、慌ててご挨拶する。
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posted by tokusan at 16:19| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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