2020年09月03日

9/3九月になって思うこと。

本日は武蔵小金井に流れ着いてしまったので、昨日同様突然の雨に傘を差しかけながら、あるひとつの情報を確かめに駅の北側に出る。……うぁっ!本当だ。「中央書房」(2009/03/11参照)隣りの焼き鳥屋が火事になり、別に焼け落ちてはいないのだが、「中央書房」も被害を免れなかった様子…まだ辺りに漂う焦げ臭い匂いを嗅ぎながら、長い間営業していると、本当に色んなことがあるのだなと実感する。
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そして噂では、「中央書房」さんはもうすでに新店舗の準備に動いているらしいとのこと。おぉ、新しいお店!怪我の功名と言うか、棚から牡丹餅と言うか、とにかくその素早い行く末が楽しみである。と言うわけで、何も古本を買わずに阿佐ヶ谷に舞い戻る。だが今日もいつものように古本は買っておきたいので、「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)に滑り込む。麗しの探偵小説ゾーンには、新たに香山滋の「魔境原人」と「木乃伊の恋」が出現!相場よりかなりお安めだが、やはりそこは香山滋のオリジナル本。ちょっとおいそれと手は出ない。なので以前から狙っていて売れ残っている本で、古本心を慰撫することにする。平凡社「建設者/國枝史郎」(函ナシ)530円である。ちょっと傷んでいるが、これはいつものように、木工用ボンドでちょちょいのちょいするとして、「建設者」は昭和四年刊の、國枝初の現代物長編小説である。その内容は、赤裸々な自伝的浪漫小説!言わば己の東京出奔後を伝奇小説的に展開する斬新な小説。中一弥の上手過ぎる挿絵が、浪漫小説に艶やかな花を添えております。
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…そう言えば九月と言えば、本来ならまだ暑い秋の「みちくさ市」の季節。残念ながら今回もコロナ禍ということで中止が決まっております。いつも古本を買いに来てくれるみなさま、話しかけてくれるみなさま、お変わりありませんか?またいつの日か、この騒動が終息に向かったら、その時はいつものように選んだおかしな古本をたちを介して、楽しく愉快にお話しいたしましょう。
posted by tokusan at 17:28| Comment(3) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みちくさ市はやはり中止ですか。致し方ないですが残念です。所沢古本まつりは先週水曜日から無事開催。初日に出かけて、久しぶりに古本市の良さを堪能してきました。といっても本は少なめでまたレコードやら古い日本映画の絵はがきを買ってしまいましたが。ちなみに8日火曜日まであります。
Posted by としのすけ at 2020年09月05日 04:16
所沢は会場が広いですからね。意識すればちゃんとソーシャルディスタンスがちゃんと保てそう。最終日までに行ければよいのですが…。
Posted by 古ツア at 2020年09月05日 17:36
中央書房さんの仮店舗オープンは10月8日だそうです。
場所は、武蔵小金井駅北口の東洋食堂というタイ料理屋さんの隣りみたいです。
Posted by たい at 2020年10月03日 15:54
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