2020年09月05日

9/5『サンダーバード6号』は三本立てだった。

秋の足音などさっぱり聞こえない、九月最初の酷暑の土曜日。荻窪駅の北側に流れ着いたので、地下道に入って線路下を潜り、ブラブラと「竹中書店」(2009/01/23参照)を見に行く。ギラつく日に照らされた店頭台に、己の影を落としつつ全体を俯瞰すると、右側二冊百円台に、古い映画パンフレットが新たに追加されているのに気付く。大体三十冊ほどか…一冊一冊丁寧に繰り、タイトルを確認して行く。六十〜七十年代のものが多く、邦画と洋画が絶妙な均衡を保っている。日本ヘラルド“アニメラマ”「千夜一夜物語」が出て来た。1969年の手塚治虫が製作・総指揮を務めた大人のための壮大な実験アニメーション映画である。演出は山本暎一、美術監督はやなせたかし、音楽は冨田勲で、構成協力に大宅壮一・北杜夫・小松左京が名を連ねている。…他にも何か、出て来そう…むっ、ユナイト映画「サンダーバード」と続編の「サンダーバード6号」発見。ちゃんと六十七・八年の当時公開物だ。中身はほとんど少年雑誌の特集記事みたいで(乗物や基地の紹介と図解、人形の仕組や、特撮撮影方法などなど)、丁寧な造りに好感を抱く。と、この三冊が喜ぶべき収穫なのだが、二冊百円なのでもう一冊選ばなければと、ユナイト映画「アラモ」を選んで、計200円で購入する。
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ところで「サンダーバード6号」だが、表紙をめくると、いきなり一ページ目に違う映画の紹介が登場する。『大怪獣メギラ』(原題は『THE MONSTER THAT CHALLENGED THE WORLD』…直訳すると『世界に挑戦した怪獣』といったところだろうか)。調べてみると、どうやら公開当時に同時上映された映画らしい。ウルトラマンに出て来た光熱怪獣キーラやラドンに出て来るヤゴ怪獣メガギラスみたいな顔した怪獣の造形が、不気味でとてもイカしている。2ページ目が『大怪獣メギラ』の詳細な物語説明になっているのだが、その最下段にはさらに、『アカデミー短篇漫画賞を受賞したデラックス・カラーまんが『いじわるヒョウ ペンキ屋の巻 デパートの巻』(ピンクパンサーですな)』載っている。さらに調べてみると、『サンダーバード6号』は『大怪獣メギラ』と『いじわるヒョウ』の三本立てだったのだ。なんて豪華なプログラムだ。そう言えばピンク・パンサーって、怪盗ファントマに狙われるダイヤの中に棲んでいるイメージキャラだったような…。
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posted by tokusan at 17:33| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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