2020年09月12日

9/12早稲田通りでちょっと結城昌治を。

雨が降ったり止んだりの中、所用あって下井草を訪れたので、やはりいつでも気になる元「芳林文庫」の前を戀に通りかかると…あぁっ、ついに店名木看板が無くなり(2018/02/09参照)、ここがマニアックなミステリ古本の供給源であったことは、もはや感じ取れない。だが中にはまだ、見たら涎が止まらなくなるような、探偵小説が渦巻いているのだろうな。相変わらずそんな愚かな妄想に囚われながら、トボトボ歩いてお家を目指す。途中『早稲田通り』沿いの小さな小さな『大鷲神社』にお参りして、「古本ブック流通センター」(2008/08/09参照)前で足を停める。視線を落としたのは漫画やノベルスの多い店頭ワゴンである。そのノベルの中に、一冊古めの本が混ざっている。文華新書138「狙った女 推理小説/結城昌治」である。こういうあまり見かけぬマイナー新書は、出会った時に買っておかなければ、次にいつ出会えるのかまったく予想がつかない。というわけで握り締めて店内に進むと、帳場には誰もいない。だがすぐに家の何処かからドタドタと動く音が聞こえ始め、しばらくすると、奥の引戸から奥さまが「お待たせしてすみません!」と姿を現した。いいえ、全然待ってないですよ。「あぁ、古い本ですね。拭きます拭きます」と丁寧にカバーを拭っていただき、百円で購入する。
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posted by tokusan at 16:03| Comment(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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