2020年10月08日

10/8「中央書房」が駅近に!

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午後に中央線で西へ。目的駅で下車し、高架ホームから地上の駅コンコースに降り立つ。そのまま西側のショッピングモールに直結している『nonowa口改札』を通り抜け、北口側の戸外へ。突然の気温急降下が身に沁みる、武蔵小金井の十月である。そこから空の広い西に進路を採り、高架に沿うように歩き始める。すぐの信号を越えると、『MUSAKO GARDEN』という高架下&前を利用した、新しいショッピングモールが現れるので(それにしても、こんなに似たようなショッピングモールばかり作って、JR東日本がどうしようというのだろうか…)、それを横目にさらに西へ歩を進める。そして二つ目の信号を越えると、道沿いの建物は途端に庶民的に古くなって行く。そこをちょちょっと進むと、食堂の隣りに、もらい火の被害に遭いながらもすぐさま行動を開始して(2020/09/03参照)、本日新店舗の開店を無事に迎えた、ニュー「中央書房」の輝かしい姿があった…すげぇ、昔からここにあるお店みたいだ。軒上には巨大な木枠の紺色店名看板が架かり、緑のテント日除けの下には、紺色枠のガラス引戸がある。今日は雨なので、店頭台などはナシ。入口ではいぶし銀老店主が、結束本の小山と格闘している。お仕事中であるが、せっかく来たのだ、入れてもらおう。「すみません、見せてもらってもいいですか?」「どうぞぞうぞ。いらっしゃいませ。狭いですが、どぅぞ〜」と迎え入れていただく。店内は正方形気味の、通路は広めだがこじんまりとした空間で、木棚で縦に三本の通路が造られている(造作は古本屋建築界の安藤忠雄・中村敦夫氏である)。右手前隅と右奥隅が、棚ではなくラックになっており、面陳スペースを確保している。両壁も当然本棚が設えられ、奥にはシンプルな帳場がある。今日が開店日なので、棚にはまだ開いているところもあったり、そこに入るべき本が床に低く積み重なったりしている。だが、大まかなカタチは整えているようだ。左通路は入口近くに絵本箱があり、まだ空っぽの低めの店頭台も置かれている。壁棚には、実用・一般文庫・ちくま文庫・岩波文庫・ケイブンシャ大百科・ドストエフスキー(充実)・宗教。通路棚には社会・風俗・文学・世界など。中央通路は、左に映画・美術・陶器・文学古書・辞典類…ほぉ、最上段には書肆ユリイカの「稲垣足穂全集」が揃いで紐で括られている…四万八千円か…。右側には音楽・思想・資料類.歴史など。入口左横には文学・エッセイ類・文化・東京などが集まり、角の絵本ラックを挟んで、左壁に大判の美術本がドバドバと並んで行く。奥のラックはまだ完全にディスプレイされていないが、古書・和本・古地図・古雑誌、それに牧野富太郎関連書籍が集まっている。通路棚には、戦争・自然・食関連など。旧中央書房が、そのまま駅近にスライドした、わりと硬めのお店である。あぁ、本当に昔からこの場所でこの建物で、営業してたかのようである。函ナシの改造社「河童昇天/火野葦平」を850円で購入する。武蔵小金井ではこれからは、「中央書房」に寄ってから、ズンズン歩いて「古本はてな倶楽部」(2013/12/18参照)に向かうのが、楽しい散策コースとなるであろう。
posted by tokusan at 17:58| Comment(2) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本日偶々、とある用件で貴ブログにて「はてなクラブ」の検索をしていたら、今日のブログに同店のことが登場していたので、ささやかなシンクロニシティに感激しコメントさせて頂きました。それにしてもこの数年のブログを拝読させて頂いていると、古本好きが終の棲家を定めるとしたら、やはり中央線沿線に如くはなし、という印象を強くします。
Posted by 東奔西走 at 2020年10月08日 21:25
「古本はてな倶楽部」で繋がり合う、古本屋好きの心と心!いや、楽しいものです。そんな中央線沿線も、長い年月で捉えてみると、激しく変遷しています。でもこれからも、古本屋王国的に揺るぎない充実さを、変わらず受け継ぎたたえていて欲しいものです!
Posted by 古ツア at 2020年10月10日 19:05
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