2020年10月26日

10/26昨日と今日の古本買い。

昨日は「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)で買物。店頭棚から、文春文庫「ホシは誰だ?/文藝春秋編」角川文庫「狂人は笑う/夢野久作」畝傍書房「藥化学夜話/寺田文次郎」を計330円で購入する。「藥化学夜話」は藥と文学の関わりや、珈琲・酒・煙草・毒・阿片の小話や『大陸藥話』などで構成された、昭和十七年の本。夜は『クラシック・ミステリの再発見』を標榜する同人グループ『Re-Clam』の首脳陣と懇親会。ミステリと古本(海外オークションで闘う原書の話など、とにかくワールイドワイドで刺激的)などの話に打ち興じ、時を忘れる。次の日の朝、起きたら声の掠れている自分に気付く…いや、久しぶりに人とたくさんお話ししたもので…。そしてその掠れも早々と薄れて来た午前中に外出し、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)を定点観測する。ひとつひとつの棚を丁寧に見て行くと、何だか古書率が上がって来ているのを把握する。お店中央辺りの通路棚から、早川書房「探偵物語/S・キングスレー」を550円で購入する。昭和二十九年刊のウイリアム・ワイラアが映画化した舞台の脚本である。装幀は野口久光。なんだか同時代の白水社の戯曲本のようにシンプルで洒落たデザインである。阿佐ヶ谷に戻ると「千章堂書店」(2009/12/29参照)に立ち寄り、新潮社「小説新潮 昭和二十九年九月大増號」を100円で購入する。尾崎一雄『横丁巡り』(挿絵は脇田和で、『なめくぢ横丁』『もぐら横丁』『ぼうふら横丁』の舞台を取材で巡るお話)や橘外男『グリュックスブルグ王室異聞』や目次絵の茂田井武の可愛さや表4の三船敏郎が美し過ぎる『丹頂ヘヤートニック』広告が素敵。
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「探偵物語」と「小説新潮の」折り込み目次ページ。

おや、昨日古本を買った「古書コンコ堂」がシャッターを下ろしてしまっている。貼紙を見ると臨時休業で、明日の定休日に替わりにお店を開けるとのことである。一旦家に戻って昼食を摂った後、再び外出。バスと西武池袋線を乗り継ぎ、保谷の「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)へ。店頭&店内入口裏大量横積みゾーンをエッチラオッチラ静かにそっと掘り起こし、前田干城堂「圖解 作戰要務の研究/兵學研究會編」(昭和十六年の粗末な本なのだが、本文の戦闘作戦図が赤・青・黒の色刷りになっていて何か編者の執念を感じる)荒地出版社「真説・日本剣豪列伝」インパルス「古賀忠道写真集 野生動物と自然保護 アフリカの動物と世界の動物園」春秋社「洲之内徹の風景/「回想の現代画廊」刊行会編」を計440円で購入する。
posted by tokusan at 17:45| Comment(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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