2020年11月23日

11/23東京・武蔵小金井 古書みすみ

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無機質な高架ホームから階下に下りて、『nonowa口』から駅北側に出る。そのまま西にテクテクテクテク歩いて行けば、やがてこの間開店したばかりの新「中央書房」(2020/10/08参照)前。おっ、店頭には絵本箱や窓を利用した窓棚が出現し、新し目の文庫や新書を並べている(ただし均一ではない)。さらに先を急いで西へテクテク。祝日のため空き気味の自転車&バイク置場を通過し、さらに京王バスや西武バスの溜まりを過ぎれば、やがて並木が落葉を散らす『新小金井街道』に出る。ここから北に進んで行くと、左には巨大な『東京学芸大学』の敷地が出現する。様々なタイプのフェンスに沿いながら、『東門』『グラウンド門』と過ぎると、塀は下部がコンクリとなり、頭を優に越え始める。それがいよいよ尽きたところに交差点が現れ、西側対岸の商店長屋の一階に、お祝いの立花を並べた古本屋さんが、慎ましやかに開店していた。ここは、高円寺「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)で働いていた方が新たに開いたお店なのである。だから店名が、“みすみ”→“三角”→“サンカク”ということなのだろうか…。今は店頭にはな立花しかないので、すぐに店内へ。シンプルな、ほぼ居抜きで使っているような空間である(他にもこの長屋には三軒の店舗が並んでいるのだが、どれもシンプルお洒落系の薫りが漂っている)。左壁のは奥に飾り棚があるが、手前は今は未整理本の山。フロアには年季の入ったスチール棚が背中合わせに二組置かれ、広々とした三本の通路を造り出している。右壁には同じくスチール棚がズラリ。奥はメタリックなカウンター+タイル張りの高めのカウンターがあり、低いメタリックの方が帳場として使われ、確かに「古書サンカクヤマ」でお見かけしたような女性が(なんせマスク姿なので確信持てず…)、古本の山と真剣に対峙している。左の壁棚には山口小夜子本や、超大判のカルチャー冊子類が飾られ、その向かいの通路棚には絵本・児童文学・「ビックリハウス」・「POPEYE」・「HOTDOG PRESS」・「OLIVE」などが並ぶ。絵本ゾーンには長新太を固めたコーナーあり。中央通路には、暮らし・食・「暮しの手帖」・ちくま文庫・中公文庫・カラーブックス・岩波文庫・旺文社文庫・日本文学・井伏鱒二・室生犀星・復刻本・山関連・品切絶版文庫などが集まる右端通路には、通路棚にセレクト&カルトコミック(怪奇コミックもまとまりあり)・猫関連・サブカル・風俗・音楽、壁棚にファッション・デザイン・写真・アート・映画・民俗学・精神世界が集められている。畔地梅太郎面陳コーナーあり。開店したばかりで、まだまだこれから形作る、無限のビジョンに満ちたお店だが、何となく八十年代のポップ&サブ&メインカルチャーを土台に築き上げて行くのではないかと、勝手に感じてしまう。本には買い易いスパッとした値付がなされている。フィルムアート社「それはホームズから始まった 掌編ミステリー映画史/児玉数夫」東宝「チキチキバンバン」(昭和51年リバイバル公開のもの。原作はイアン・フレミング。脚本はロアルド・ダールだったのか…)を購入する。お店は駅からだいぶ離れているが、すぐ隣りは大学だし、『新小金井街道』をさらに北に進めば、そこには「古本はてな倶楽部」(2013/12/18参照)もある。どんな小さな利点でも良いから徹底的に利用して、たくましくお店を育て続けてくれればと、心から切に願います。開店おめでとうございます!
posted by tokusan at 16:23| Comment(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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